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光「大丈夫ですよ、俺がいますから」
『う、うん……』
頭を撫でてこちらに向かって笑いかける光くんに、私は少し頬を赤らめて体を離した。
光「雨、すごくなってきましたね……」
『そうだね、早く止むといいんだけど……』
ザーッ、とテレビの砂嵐のような音をたてて降り続ける激しい雨に、私は不安げに呟いた。
階段を上ってすぐのところにドアがあり、私達はドアを開けて部屋に入る。
『光くん。なにかあるよ』
光「ほんとですね。見てみましょう」
壁に貼ってある額縁を見ると、真っ白だった。
『なんの意味があるんだろ……？』
私が考えていると、後ろで何かを引きずる音が聞こえた。
『な、なに！？……って、光くんか……』
また青鬼かと思って身構えたが、光くんが木箱を引きずっていただけだった。
『なにしてるの？』
光「あそこになにかあるんです。高さがあるので、これに登って取れるのではないかと……」
言われた通りに部屋の高さがある場所を見てみると、確かになにかが置いてあった。
そこに木箱を移動させた光くんは、木箱に登って置かれてあった物に手を伸ばす。
光「よっ、と」
『取れた？光くん』
光「はい！取れましたよ！」
すとん、と綺麗に着地した光くんは、ニッコリ笑ってそれを私に見せた。
光「結構使えそうですよ、ちょうどよかったです」
『これって……ライターオイル、だよね？』
私の言葉に、光くんは嬉しそうに頷いた。
光「これでライターの件は解決ですね」
空になったオイルを捨て、新しいオイルをライターにセットする光くん。
これでまたライターが使えるとわかり、私は安心して息をついた。
『でも、これを調べなくちゃね』
光「そうですね。なにか仕掛けになっている可能性もありますからね」
壁に貼ってある額縁を見上げ、私達は再び気を引きしめる。
光「さっきの部屋に戻りましょう。これで暖炉の火をつけるんです」
『うん、戻ろっか』
私達は額縁のことはひとまずおき、一旦部屋を出た。
階段を下りて二階に戻り、先ほどの暖炉がある部屋に戻る。
光「これで火がつけばいいんですけど……」
ライターを取り出し、光くんは暖炉に火をつける。
ぼっ、と音をたてて炎が燃え上がり、一気に周りを暖かくした。
『うわぁ、あったかい……！』
思わず呟き、暖炉に向かって手をかざす。
光「これでひとまずはオーケーですね」
私の姿を見ながら、光くんは笑って呟いた。
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水無月梅雨(プロフ) - 風丸さんと円堂さんが死んで、その次は推しのヒロトくん！号泣しました。一星くんと両想い、おめでとう (2020年8月17日 14時) (
レス) id: 94c4844f93 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 良かった…ちゃんと、かえって来てくれた！ (2020年6月19日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - 風丸と円堂、ヒロトで大打撃なのに次は誰が死んじゃうのよ!更新頑張ってください！ (2020年6月15日 21時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 光くん、ずっと守っていてくれてかっこいい！最後光くんが部屋から出ていっちゃったけど、どうなったんだろう。更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月6日 18時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 光くんむっちゃほんとにかっこよすぎる………Yニャンさんのお話ほんとに大好きです……！更新頑張ってください( *´艸｀)応援しています！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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