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光「隣の部屋に、人形の首をはめるところ、ありましたよね？」
『確かあったはずだよ。行こっか』
人形の首を手にいれた私達は、隣の部屋に向かおうとドアノブに手をかけた。
その時……
隣の部屋から、ガタン！という大きな物音が聞こえた。
『今のって……』
光「隣の部屋、みたいですね……」
私達は顔を見合わせると、急いで部屋を出て隣の部屋に向かう。
光「俺が開けますから、Aさんは下がっててください」
『わ、わかった』
私が下がったのを確認して、光くんは恐る恐るドアを開けた。
すると、ドアを開けた瞬間、光くんの目が大きく見開かれた。
光「な……んで……」
金魚のように口をパクパクさせ、やっとの思いでしゃべる。
『光くん、どうかしたの？』
ただごとではないと判断した私は、光くんに声をかけた。
だけど、光くんは私の質問には答えず、部屋の中を凝視していた。
『光くん。なにかあっ…………！！！』
つられて部屋の中を覗きこんだ私も、大きく目を見開いた。
『嘘………でしょ……！？』
私達は呆然として、その場に立ち尽くした。
だけど、すぐに我に返って部屋の中に入り、慌てて駆け寄った。
『ひ……ろと、くん……ヒロトくんっ！！』
光「あ、Aさん！」
光くんの呼び止める声も聞かずに、私は"首吊り"をしているヒロトくんに駆け寄る。
『ヒロトくん！ヒロトくんっ！！』
私が呼びかけても、ヒロトくんは答えない。
だらしなく垂れた腕に、宙に浮いている足。
頭が下がっているため、表情はわからなかった。
『光くんも手伝って！』
とにかくヒロトくんを下ろそうと必死な私に、光くんは慌てて駆け寄ってきた。
二人でヒロトくんを床に下ろそうとするが、
光「……届かないですよ、Aさん……っ」
天井が高いため、椅子などに上っても届きそうになかった。
『な、なにか仕掛けとかある！？』
光「見たところ、仕掛けは……」
キョロキョロと辺りを見回していた光くんは、ハッ、となにかに気がついたような表情を見せた。
光「少し待っててください！」
人形の首を取り出し、壁にあった穴にはめこんだ。
すると、
『ヒロトくん！』
ひもがほどけ、ヒロトくんが落ちてきた。
『ヒロトくん！返事してよ！』
床に横たわっているヒロトくんに、私は必死で呼びかける。
光「………もう…手遅れです」
『そ、んな……』
ヒロトくんの口元に手を当てた光くんは、しばらく沈黙したあと、私に告げた。
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水無月梅雨(プロフ) - 風丸さんと円堂さんが死んで、その次は推しのヒロトくん！号泣しました。一星くんと両想い、おめでとう (2020年8月17日 14時) (
レス) id: 94c4844f93 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 良かった…ちゃんと、かえって来てくれた！ (2020年6月19日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - 風丸と円堂、ヒロトで大打撃なのに次は誰が死んじゃうのよ!更新頑張ってください！ (2020年6月15日 21時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 光くん、ずっと守っていてくれてかっこいい！最後光くんが部屋から出ていっちゃったけど、どうなったんだろう。更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月6日 18時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 光くんむっちゃほんとにかっこよすぎる………Yニャンさんのお話ほんとに大好きです……！更新頑張ってください( *´艸｀)応援しています！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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