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『え……っ』
一瞬なにをされたのか、わからなかった。
突然後頭部を引き寄せられたかと思うと、額に柔らかい感触が伝わり、私は目を見開く。
光「震え、止まったみたいですね」
私から離れると、光くんはそう言ってニッコリ笑った。
『ひ、光くん、今……』
光「おまじないですよ」
真っ赤になっていく私をよそに、光くんはその反応を楽しんでいるかのように笑う。
光「ほら、先に進みますよ。Aさん」
『う、うん』
私の手を掴んで引っ張り、立ち上がらせる。
光「地下室、探しましょう」
『……うん』
私は頷き、光くんの手を握り返した。
別館の一階に戻り、地下室を探す。
『ここって、入ってないよね？』
光「そうですね、行ってみましょう」
右側の廊下にあったドアを開けて、部屋に入る。
が、その部屋にはなにもなかった。
『このドアって、さっきの廊下と繋がるよね？』
光「たぶんそうだと思いますよ」
内側からカギを開放してドアを開ければ、予想通り同じ廊下に繋がっていた。
改めてぐるりと部屋を見渡してみると、隅っこに階段があることに気づいた。
光「階段ですね」
『下に続いてるってことは、この先に地下室が……？』
光「行きましょう、Aさん」
離れないように手を繋ぎ、私達は階段を下りていく。
着いた場所は、奥にドアがあるだけで、その他はなにもなかった。
私達はドアに向かい、ドアノブをガチャガチャと回した。
『このドア、カギがかかってる……』
光「どうやらここが地下室みたいですね……」
そう言いながら、光くんは地下室のカギを差し込んだ。
『開いた……』
私が思わず呟くと、光くんは頷いた。
光「進みましょう。手、離さないでくださいね」
『うん……！』
ドアを開けて、中に入る。
が、中は真っ暗でなにも見えなかった。
光「大丈夫ですよ。ライター使うので、少し待っててください」
私の様子がわかったのか、光くんは安心させるように声をかけて、ライターを取り出す。
小さな火がついて、辺りを明るく照らした。
光「とりあえず、電気をつけないとですね」
『うん。場所を探そう』
真っ暗な部屋の中ではなにもできないため、私達は電気をつけようと歩き回る。
まずは左に進み、入り口側の扉を開ける。
この部屋も真っ暗で、私は怯えながらも進んでいった。
光「Aさん。電気、ありましたよ」
『ほんと！？よかった……』
意外とすんなり見つかったことにより、私は安心して息をついた。
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水無月梅雨(プロフ) - 風丸さんと円堂さんが死んで、その次は推しのヒロトくん！号泣しました。一星くんと両想い、おめでとう (2020年8月17日 14時) (
レス) id: 94c4844f93 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 良かった…ちゃんと、かえって来てくれた！ (2020年6月19日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - 風丸と円堂、ヒロトで大打撃なのに次は誰が死んじゃうのよ!更新頑張ってください！ (2020年6月15日 21時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 光くん、ずっと守っていてくれてかっこいい！最後光くんが部屋から出ていっちゃったけど、どうなったんだろう。更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月6日 18時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 光くんむっちゃほんとにかっこよすぎる………Yニャンさんのお話ほんとに大好きです……！更新頑張ってください( *´艸｀)応援しています！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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