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野坂「少し、ここを調べてみようか」
光「そうですね」
二人が会話を続ける中、氷浦くんは明日人を心配そうに覗きこむ。
氷浦「明日人、大丈夫か？」
明日人「ああ……もう大丈夫だよ」
目尻に残っている涙を拭いて、明日人は無理に笑って答えた。
西蔭「野坂さん。ここにはもう、なにもありませんよ。円堂さんたちがいたときに、調べたでしょう？」
野坂「確かにそうだね……よし、とりあえず、二階全体を調べてみよう」
『わかったわ』
私達は頷いて、部屋から出る。
と、私が部屋から出ると、私の後ろで明日人が悲しそうな表情で円堂さんたちを見ていた。
『明日人……』
明日人「え？ああ……大丈夫、行こう」
私が呟いたのに気づいたのか、明日人は悲しそうな表情のまま答えた。
部屋を出て二階を探索しようとすると、光くんが声を上げた。
光「野坂さん。俺とAさんは、一階の地下室を調べてみます」
野坂「地下室？」
『さっき、カギを見つけたの』
不思議そうな表情をする野坂くんに、私は地下室のカギを見せて言った。
野坂「二人だけで大丈夫？」
光「Aさんは俺が守ります。何かあったら、またイレブンバンドで知らせますから」
光くんの一言に、野坂くんは感心したように微笑み、私は少し顔を赤らめた。
野坂「わかったよ。Aちゃんをよろしくね、一星くん」
光「はい！任せてください！」
大袈裟に胸に手を当て、言ってみせた光くん。
そんな彼に、野坂くんはもう一度微笑むと、私に向きなおって言った。
野坂「Aちゃんも気をつけてね」
『うん、もちろん！』
野坂くんに答えると、私は光くんの方に向きなおった。
『じゃあ行こっか、光くん』
光「はい！」
私達はみんなと別れ、地下室に向かった。
『ここだったよね？』
光「そうです。開けますよ？」
『うん』
ドアノブに手をかけ、ゆっくりとドアを開ける。
ギイィ、と音をたてて、ドアが開いた。
『これが、地下室？』
光「かなり広いですね……」
地下室の中は広く、周りにはいくつもの棚が置かれていた。
光「これだけ広いと、探すのは困難ですね」
『うん。だけど、なにごともやらなくちゃね』
そう言って力んだ私を見て、光くんは少し驚いた表情をみせた。
しかし、すぐに軽く微笑み、突然私の頭に手を置いて撫でる。
『ひ、光くん？///』
光「そうですね。Aさんの言う通りです」
突然の行為に私が戸惑っているのを見て、光くんはクスクス笑って言った。
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キラキラヒロト - 青鬼は、ゲームで知ったんですけどここまでリアルにつくられていて、凄いです!好きな人が殺されるのは、悲しかったけど続きが楽しみです! (2020年1月12日 19時) (
レス) id: e853801cfa (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ルーミー・リンドゥーさん» コメントありがとうございます！読み応えがあると言ってくれてとても嬉しいです！更新も頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミー・リンドゥー - ストーリーがとっても面白く読み応えがありますね。更新頑張ってください！ (2019年10月13日 6時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ゆーみやンさん» はい！お互いに頑張りましょうね！あと、これからもこの作品をよろしくお願いします！ゆーみやンさんの作品も読ませていただきます！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - Yニャンさん» マジですか！？？？？？ う、嬉しい……ですありがとうございます！！！！。・゜・(ノД`)・゜・。 はい！頑張りましょうね！( *´艸｀) (2019年10月12日 19時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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