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光「目、瞑っててください。あと、しゃべっちゃだめです。舌噛みますから」
しゃべっちゃだめと言われ、私は無言でコクコクと頷いた。
光くんは全力で走っているが、私を抱えて走っているせいでスピードが出ない。
野坂「Aちゃん、一星くん！こっちだ！」
光「野坂さん！」
野坂くんがこちらに手招きしているのを見て、光くんは野坂くんがいた部屋に飛び込んだ。
明日人「よし、青鬼！俺が相手だ！」
氷浦「来いっ！」
私達が部屋に入ったのを見て、明日人と氷浦くんが青鬼に向かって言った。
私達を追いかけていた青鬼は、くるりと方向を変えて明日人たちを追いかけて行った。
野坂「二人とも、大丈夫かい？」
光「はぁ……はぁ……はい、大丈夫です」
光くんは私を下ろすと、床に転がった。
野坂「一星くん。よく頑張ったね」
光「あ、当たり前ですよ……守るって約束しましたから……」
「ね、Aさん？」とこちらを見て微笑む光くんに、私は不覚ながらも赤くなった。
『あ、ありがとう、光くん』
光「無事に逃げれてよかったです」
そう言って起き上がると、先ほどなにがあったのか、光くんは野坂くんに説明した。
光「青鬼が、野坂さんを偽っていたんです。姿はそのままでしたが、声が野坂さんそのものだったんです」
野坂「そうだったんだね」
野坂くんが頷くと、先ほどから黙っていた西蔭くんが口を開いた。
西蔭「一星、なぜ青鬼が野坂さんを偽っているとわかった？」
光「簡単なことですよ」
西蔭くんの質問に、光くんはすぐに答えた。
光「野坂さんはいつも、Aさんのことを名字で呼びませんよね？だけど、あの時は名字で呼んでいたんです。さすがの野坂さんでも、こんなときに冗談とかは言わないはずです。だから、すぐにピンときました」
光くんの説明に、西蔭くんは納得したように頷いた。
野坂「とにかく、二人が無事でよかったよ」
『ねぇ、野坂くん。なんで私達が逃げてるってわかったの？』
私の質問に、野坂くんは光くんと同じように即答する。
野坂「二人の悲鳴が聞こえたからさ。まあ、先に聞こえたのはドアがすごい音をたてて開いたって音だけどね」
さすがの僕もびっくりだよ、と野坂くんは軽く笑った。
明日人「た、ただいま……」
氷浦「なんとか逃げきれたよ……」
『明日人！氷浦くん！』
光「無事だったんですね！」
私と光くんの言葉に、二人は「もちろん！」とでもいうように、笑って親指を立てた。
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キラキラヒロト - 青鬼は、ゲームで知ったんですけどここまでリアルにつくられていて、凄いです!好きな人が殺されるのは、悲しかったけど続きが楽しみです! (2020年1月12日 19時) (
レス) id: e853801cfa (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ルーミー・リンドゥーさん» コメントありがとうございます！読み応えがあると言ってくれてとても嬉しいです！更新も頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミー・リンドゥー - ストーリーがとっても面白く読み応えがありますね。更新頑張ってください！ (2019年10月13日 6時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ゆーみやンさん» はい！お互いに頑張りましょうね！あと、これからもこの作品をよろしくお願いします！ゆーみやンさんの作品も読ませていただきます！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - Yニャンさん» マジですか！？？？？？ う、嬉しい……ですありがとうございます！！！！。・゜・(ノД`)・゜・。 はい！頑張りましょうね！( *´艸｀) (2019年10月12日 19時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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