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後ろを向いたとたん、私達は一斉に悲鳴を上げた。
なぜならそこには、青鬼が立っていたからだ。
野坂「別れて逃げるんだ！行くよ、西蔭！」
明日人「氷浦も早く！捕まっちゃうよ！」
光「Aさん！絶対に離れないでください！」
私達は再び別れてひたすら走った。
明日人&氷浦「「うわあああああ！！！」」
青鬼は、明日人と氷浦くんを追いかけていったようだった。
だけど、まだ油断はできない。
光「Aさん！この部屋に入ってください！」
『わかった！』
私と光くんは、とっさに近くの部屋に飛び込んだ。
『も、もうやだ………』
私は壁に身を預けて、ズルズルとしゃがみこんだ。
光「この館を脱出するまでは、この地獄のゲームは終わりませんよ」
"命懸けの鬼ごっこ"
今の状況を例えるなら、まさにこの言葉がぴったりだろう。
光「でも、あんな化け物が存在するなんて……信じられないです」
『私もだよ……あの化け物は、一体なにが原因で生まれたの……？」
肩で息をして呼吸を整えていると、ギシッ、という足音が近づいてきた。
『ひ、光くん……！』
光「カギは閉めてあります。大丈夫です」
光くんは私を庇うようにして、私の前に立つ。
野坂「如月さん、一星くん。いるんだったら開けてくれるかい？」
聞こえてきたのは、野坂くんの声だった。
『野坂くん、大丈夫なの！？』
野坂「ああ、平気だよ。もう青鬼もいないし、さっきのところに戻ろう」
私はホッとして、ドアに向かって歩いていこうとした。
が、光くんが私の腕を掴んだ。
光「Aさん、開けたらダメです」
『え？でも……』
野坂「如月さん？早く開けてほしいんだけど……」
野坂くんがドアを軽くノックして、開けてと求める。
だけど、光くんは変わらずにドアを睨み付けていた。
『光くん。野坂くんが呼んでるから、早く開けて戻ろうよ』
光「絶対にダメです」
『ねぇ、どうしたの？』
なぜ止めるのか疑問に思った私は、光くんに尋ねた。
光「……気づかないんですか？」
『なにを？』
光くんは私の腕を掴んだまま、話し始めた。
光「率直に言うと、今そこにいるのは野坂さんじゃありません」
『えっ！？』
私は驚いて光くんを見つめた。
『で、でも……確かに野坂くんの声だよ？』
光「Aさんは……違和感を感じないんですか？」
『違和感？』
わからずに首をかしげていると、光くんは警戒しながら口を開いた。
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キラキラヒロト - 青鬼は、ゲームで知ったんですけどここまでリアルにつくられていて、凄いです!好きな人が殺されるのは、悲しかったけど続きが楽しみです! (2020年1月12日 19時) (
レス) id: e853801cfa (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ルーミー・リンドゥーさん» コメントありがとうございます！読み応えがあると言ってくれてとても嬉しいです！更新も頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミー・リンドゥー - ストーリーがとっても面白く読み応えがありますね。更新頑張ってください！ (2019年10月13日 6時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ゆーみやンさん» はい！お互いに頑張りましょうね！あと、これからもこの作品をよろしくお願いします！ゆーみやンさんの作品も読ませていただきます！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - Yニャンさん» マジですか！？？？？？ う、嬉しい……ですありがとうございます！！！！。・゜・(ノД`)・゜・。 はい！頑張りましょうね！( *´艸｀) (2019年10月12日 19時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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