王に愛された少女

13話【過去の記憶 10】 ページ15

side なし


時は遡り、グロキシニアが恩寵の光に到着する
少し前。




ミノリはゲラードを背に庇い、反乱を起こした人間....ロウと対峙していた



ミノリ「一体何が目的でこんなひどいことをしたの？」


ロウ「簡単なことだ。『スティグマの抹殺』
それが俺たちの目的さ...」



あまりにも身勝手な答えにミノリはロウを攻撃しようと身構える



ゲラード「ま...待ってくださいミノリ様！」



後ろで怯えていたゲラードが、突然ミノリを止めに入った



ミノリ「ゲラード？！どうして止めるの？！」



ゲラード「彼は....私を殺そうとはしていません。
だから......ロウ「てめぇら早く逃げろ！！」



ゲラードが最後まで言い切る前に、ロウが叫んだ




ｽﾞｯ




それとほぼ同時に、何かが少女達を切り裂いた




？「ぼさっとしてんじゃねぇ...ロウ！さっさと....仕留めやがれ！」



切り裂いたのはロウの仲間である人間だった




？「羽根の次は足だ！！」



その人間は逃げようとしたゲラードにさらに襲いかかる



ロウ「もういい....やめろ...」



ミノリ「やめて......！！」




ゲラードを襲う人間を止めに入ろうとするミノリ




ｶﾞｯ




ミノリ「え....」



しかし、突然ミノリを巨大な闇が包んだ





？「邪魔はしないでね？
妖精王に愛されし次期［四大天使］の少女よ...

今すぐ殺してあげる」




不敵に嗤う女の目的とは.....？

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