鬼ごっこ！�� ページ5
◆
「クッキーを食べた分、運動しようと思って陸上部に来ました！！」
……本当に来たのかよ。
っていうか、よりにもよって何で陸上部を選んだんだ。
てめぇみてぇなフワフワ細腕野郎が来る所じゃねぇぞ、ここは。
「陸上部の皆さん、毎日練習されてて凄いですよね！ボクはすぐバテちゃうので……」
おい、話を聞け。だから何でバテるのに陸上部を選んだのか訊いてんだよ。
「ケレイブさんも、いつも熱心に練習されてますよね。さすがジョリーロジャーの寮長さん、憧れます……！！」
「……そうかよ」
素っ気ない返事になったが、決して褒められた事に照れているわけではない。
ケレイブは基本的に他者を突き離すような言動をしている。それに対して、ノアの取材はいつだってゼロ距離だ。
つまるところ、ケレイブはこの一年生が苦手であった。
「苦手っつーか嫌いだけどな……」
「……？何か言いました？」
「てめぇの事が好きじゃねぇって言ったんだよ」
大きなため息と共に答えてやると、ノアは何を考えたのかコテンと首をかしげた後、「あっ！」とケレイブの顔を指差した。
「もしかして、これが今流行りのツンデレですか！？」
「違う」
ゴツンと軽めの拳を頭に落とされる。
「いたた……」と頭を押さえるノアだが、口元は楽しそうに笑っていた。
「あはは、おんなじこと料理部のお二人にも言われました！やっぱり、同じ学園にいるとシンクロするものなんですかね？」
いや、その理論で行くと、俺とお前もシンクロするって話になるんだろうが。
悪いが俺は、全くもってお前の思考回路が理解できない。
(あの一年生チャレンジャーだな)
(ケレイブさんに話しかけていくなんて……)
とでも思っているのだろう、他の部員達からの視線を感じる。
「ったく……陸上部なんか、取材したって何も出せねぇぞ。お前は何がお望みだ？」
皮肉っぽく訊ねてみるが、ノアは背後で行われている練習を、キラキラした目で眺めるだけ。
「見てるだけで満足なのかよ……」
「あっ、いえ！写真、撮らせて頂いてもいいですか！？」
慌てた様子で取り出したのは、かなり古そうな小型のカメラだった。
ミッ○ーのシールが貼ってあり、そこに小さく『のあ』と書かれてあるのが見える。
「お前のか？」
「はい！そうですけど……何で分かったんですか？」
「は？いや、そこのシール」
ケレイブが指差す先に視線を向けても、ノアは何故かきょとんとしている。
続く
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くろーさぎ(プロフ) - アイコンさん» すみませんー(･ω･`;) とりあえず�，禄颪韻泙靴燭里如△匹Δ勝� (2020年6月1日 9時) (
レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
アイコン(プロフ) - くろーさぎさん» マ．．．ダ．．．．．．デス．．ヵ?……(o_ _)o パタッ (2020年6月1日 3時) (レス) id: 215c5317bc (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - アイコンさん» 大丈夫ですよ、きっとケレイブ先輩ママなので可愛がってくれます！← (2020年5月18日 22時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
アイコン(プロフ) - くろーさぎさん» ケレイブに可愛がらせたいのに自分で作った設定が仇となる。くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! (2020年5月18日 20時) (レス) id: 215c5317bc (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - みんみゆさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます！はい、頑張らせて頂きます( ´∀｀)bｸﾞｯ! (2020年5月18日 19時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
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