片割れの呪術師【呪術廻戦】 (ページ36)

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【過去編】5話　非術師の家系ページ36

｢…何で？命を狙われているって事か？｣

『何でって言われても…、よく分からないよ』

てか任務の報告しに来ただけなのに、なんで一問一答みたいなことになってるの？と疑問をぶつけられ、2人は返答に困る。

『夜蛾先生、明日休みをもらっていいですか？ここんところ、任務続きで疲れちゃって』

｢あぁ、構わないぞ｣

『よし』

見事なくらい話を逸らされてしまい、夜蛾は頷くと、ガッツポーズをするA。

『悟、悪いんだけど寮まで運んでくれないかな？』

｢…はぁ？｣

『呪力…、使いすぎたみたい』

Aはそう言って五条の背中に寄りかかると、そのまま眠りについてしまった。慌てて五条は彼女の身体を支える。

｢…夜蛾先生は何か、知ってるんすか？｣

｢Aのことか？非術師の家系であるってことぐらいしか。しかし…、進級早々単独任務が多いのも気になるし、呪霊の襲撃も…、今一度調べる必要がありそうだ｣

一体Aの周りで何が起きているのか…、夜蛾は個人的に調べるという。

｢よろしく頼むわ｣

そう言って五条はAを背負うと、寮へと運ぶのだった。