【ダイヤのA】愛されMG！ (ページ8)

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Aside

お父さんおおじさんが帰ってきて分かった。

絶対何かあった。

もうすぐ6歳になる私だけど、察しがつくような歳だ。

雰囲気だけしか察せないけど、何かがあったのは確かだ。

聞きたいけど聞いていいのかな。

けど聞けるような雰囲気じゃない。

隣に立っている一也くんを見ると、今にも泣きそうな顔をしていた。

今日はこのまま私の家に泊まるけど、本当にいいのかな。
誕生日だからお父さんお母さんと過ごしたいよね。

なんとなくだけど、今は私が一也くん守ってあげないといけない気がした。

私の家に着き、ピザをデリバリーして家にあるお菓子やジュースを広げお誕生会をした。

写真もいっぱい撮ってもらって
さっきのことを忘れそうなほど楽しかった。

盛り上げ上手なお父さんのおかげ。

しょぼくれた一也くんをみて

「あ〜一也くん食べないならおじさんもーらおっ♡」と目の前にあるピザを掬い上げ大きな口を開けていた。

それに対抗して一也くんはお父さんの手からピザを奪い食べだした。

一也くんを悲しませないように考える時間を作らないようにした。

ご飯食べ終わったらすぐにお風呂に入って、アイスを食べて、ゲームをして、本を読んで、2人で布団に入ってお話をした。

隣からスースー寝息が聞こえたのを確認して
私も眠りについた。