【ダイヤのA】愛されMG！ (ページ18)

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いよいよ、明日はAの初めての公式戦

Aのじゃないけど、初めて体験する公式戦だ。

俺の試合じゃないのにちょっとドキドキしてる自分がいる。
　

練習するところとは違って、ちょっといい球場に行き試合をするらしい。

試合前日のせいか今日はやたらと帰りが遅い。

下で素振りして待っておこうと思い玄関の階段を降りた。

ふと、工場の入り口近く門の方をみると、数ヶ月前に引退したやまちゃんとAがいた。

今から解散なのか
お互い手を振り、Aが俺の方に向かって歩いてきた。

おかえりって言おうとした時
やまちゃんが俺を睨んでいることに気づいた。

え？なんで俺睨まれてんだ？

『おっ、一也下にいたんだ』

御幸「え？あ、うん」

『どうしたの？怖いものでも見た？』

クスクス笑いながら家の階段をカンカン鳴らしながら登って行った。

見たんだよ。

あの、誰にもでも優しくて、大人っぽいやまちゃんが，俺のことすっげぇぇ顔で睨んでんのをみたんだよ。

『一也！！ご飯だから上がっておいで！！』

Aが玄関の前で俺に一声かけ家に入って行った。

俺もそれに続き階段を駆け上り家に入った。