【ダイヤのA】愛されMG！ (ページ16)

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『今日も暑いなぁ…』

桜も散り、6月。

ジメジメする日が多くなった。

雨のおかげで土曜日の練習がなくなりAと家でゴロゴロしていた。

『今日も雨だし、練習なくなっちゃうね』

御幸「午後からは雨と雷がやばいらしいね」

『まじかぁ…』

眉間に皺を寄せたAが一つため息をついてソファに寝転がった。

御幸「最近，部活はどうなの？」

『んーー普通かな。スコアも最近覚えてきて、細かいルールを覚えてきたよ。改めて思ったけど野球って難しいね』

御幸「まぁ、そこが面白いんだけどね」

『ふふっ何それ』

『あとは、テーピングの仕方とか怪我した時に対処方法を本で勉強したりしてるよ』

御幸「へーすげぇじゃん」

なんだかんだいろいろ勉強してんだ。

そんな本気で入ろうと思ってなかったくせに。

『たまには一也の試合見に行こっかな』

御幸「来てもいいけど，あの時みたいに叫ばないでね」

『おやおや？反抗期かな？』

ニヤニヤしながら俺のほっぺをつついてクスクス笑ってるAが少し大人に見えた

御幸「ちがう！一つ違うだけで大人ぶるな！」

『はいはい、わかったわかった。お昼ご飯の準備するから手伝って』

ポンと頭に手を置おいて撫でられながら台所に行った