【ダイヤのA】愛されMG！ (ページ14)

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練習試合が終わり
6年生たちは最後の挨拶をした。

そんな中、主将の通称やまちゃんこと岩永大和くんが声をかけてきた。

やまちゃんはとても落ち着いた性格をしていて
6年生の割には少し大人っぽい人。

やま「ねぇねぇ、一也」

御幸「んー？」

やま「さっきお弁当持ってきてくれた子ってAAちゃんだよね？」

ドキッとした。

なんで知ってるんだ。

いや，よく考えたらやまちゃんとAは同級生だし同じクラスかもしれない。

やま「2人って仲良いの？」

御幸「まぁ，仲良いっていうか、幼馴染で家が隣同士だよ」

やま「へ〜そっかぁ」

御幸「なんで？」

なんとなく、本当になんとなくだけど聞いてみた。

やま「ん？あー…」

やまちゃんは躊躇うように俺の顔を覗き込む

やま「いや、Aちゃんと友達だからさ」

御幸「へ〜」

嘘だ。顔でわかった。
やまちゃんはAのことが好きだ

高学年にもなればいつのまにか恋愛への知識はついてくる。

やま「一也はいいな。Aの幼なじみで、家が隣で」

御幸「いや、そんなことないよ。うるさいし、しつこいし、うるさいし。まぁ，ご飯は美味しいけど」

やま「気にしてくれてるって事だよ。それにAちゃん頑張ってるもんね」

なんか、Aのかと分かりますよ感出してるやまちゃんに不快感を感じた。

これ以上は話さずに解散し
やまちゃんと6年生たちは卒業式を迎え引退していった。