【ダイヤのA】愛されMG！ (ページ12)

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御幸side

お母さんが亡くなって6年

Aは6年生、俺は5年生になった。

数年が経って変わった事は

ちゃん付くん付で呼んでいた名前もいつのまにか呼び捨てになった。

俺が野球を始めた。

Aが毎日、ご飯を作りに来てる。

そんなことくらい。

お母さんが亡くなってAは変わった。

今までは俺に頼ってたくせに、亡くなったと同時にお姉さん……いや、お母さんのように振る舞ってきた。

そのおかげで楽しい毎日を送れている。

『一也〜明日、練習試合でお弁当いるでしょ？また明日作りに来るからね』

今日は金曜日の夜、学校から帰ってきて夕飯の支度をしているAが言ってきた。

御幸「ありがと」

『うん！試合でお腹空くと思うからおにぎりか何か、軽食も作っておくね』

御幸「うん」

『お風呂は？1人で入れる？』

御幸「流石に入れるよっ！！！！」

本当、お母さんかよ。

せっせと俺の身の回りのことをしてくれる。

ご飯作って隙間時間に洗濯物を畳んでくれたり，干してくれたり，お風呂洗ってくれたり。
　

俺がするって言っても、

一也は野球頑張ってればいいの____て言ってさせてくれない。

お父さんもAを信用しきって感謝している

おかげで仕事も順調だ
まぁ，何かあれば工場からすぐ来れるしね。

Aのお父さんだって

花嫁修行でいいじゃん__としか言わない。