百三十話 ページ45
ミツバさんが集中治療室に運ばれたと聞いて、近藤さんと総悟が病院に来た。
「かなり不味い状態ですね…家族の方はそれ相応の覚悟をしておいた方が良いでしょう」
中から出てきた医者に言われた瞬間、もう助からないと改めて分かった。
横には強く拳を握ってガラス越しにミツバさんを見つめる総悟がいる。土方と殺り合った時についのであろう傷で、顔が湿布やガーゼだらけだ。
A「(ミツバさん……)」
俺は、ミツバさんを見つめる事しか出来なかった。
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時間が大分長く感じられて、数時間の様に感じた。
実際は数十分、数分だったのかもしれないが。
すると突然
近「総悟!!!」
近藤さんの声が響いた。
近「いい加減休め、俺と交代!寝てきたから、俺!!」
沖「くま」
近「メイクだコレは」
いや、どんなメイクだよ……
がーご、がーごと大きいいびきをかいている銀時へと目が向けられた。
近「いいなあいつは。てかなんでいるの」
A「たまたま会った」
それを聞いた近藤さんは「そうか」と言いこれ以上聞くことはなかった。
A「あの、飲み物買ってきますね」
そう言って、俺はこの空間から逃げるように自販機に向かった。
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自販機で飲み物を買い、戻ろうとすると総悟と近藤さんが話していた。
俺は、物陰から2人の会話を聞く。
近「……トシと派手にやり合ったらしいな。珍しいじゃねぇか、お前が負けるなんて」
近藤さん、それ1番言っちゃダメなやつ。
沖「…………今、野郎の話は辞めて下せェ」
近「詳しくは教えてくれんかったがな、言っていたぞ?今のお前には負ける気がせんと」
沖「_ッ、辞めろって言ってるんでィ!!」
総悟が声を荒げる。
沖「何だってんだ、どいつもこいつも二言目にトシトシって。肝心の野郎はどうしたィ…姉上がこんなんだってのに姿も見せねェ…。
昔フッた女が死のうが知ったこっちゃねェってかィ?流石……モテる男は違うときた…!」
それを聞いた近藤さんは静かに口を開いた。
近「やっぱりお前疲れてるみてーだな、寝ろ」
沖「軽蔑しましたか?」
近「………寝ろ」
沖「邪魔ですかィ?俺は。土方さんと違って」
ガッ、!!
近藤さんが総悟の胸倉を掴んでいた。
流石にまずいと思い、Aが出ようとすると
山「局長ォ!!大変なんです、副長が!!!」
血走ったように叫びながら、山崎が走ってきた。
つーかいつまでアフロなんだよ……
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あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時