百二十六話 ページ41
沖「土方さんじゃありやせんか。こんな所でお会いするたァ奇遇だなァ。
どのツラ下げて姉上に会いに来れたんでィ」
冷たく言い放つ総悟に土方以外の周りは息を呑む。
山「違うんです!沖田さん俺達はここに…ぶっ!!」
何かしら言い訳をしようとした山崎を土方が蹴り飛ばし、ズルズルと引きずっていく
土「邪魔したな」
そう言うと土方は部屋を出て行った。
そこで、気を遣ったのか…お茶を出してくつろぐ様に促す蔵場。
A「なんか、すみませんね」
蔵場「いえ、そんな気にしないで………嗚呼、私はミツバに付き添ってますので今日は本当に有難う御座いました」
蔵場はそれだけ言うと、此方に会釈して寝室へと歩いていった。
沖「旦那、Aさん。重ね重ね有難う御座いやした」
珍しく総悟が礼を言った。
銀「ま、気にすんな……で、俺はもう行くがAはどうすんだ?」
A「いや、俺もそろそろ帰るよ、坂田行こうぜ。
総悟、悪いけどミツバさんにお大事に…….で言ってくれないか」
それを聞いた総悟は頷いた。
俺と坂田はそのまま屋敷を後にした。
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銀「…………良いのか?」
帰り道、坂田に聞かれた。
A「何が?」
銀「テメェも気になってんじゃねえか?」
なんだよ……バレてたのか。
A「まあね、普段他人の事情には興味ないんだけど、今回ばかりは気になるしね」
それに、蔵馬さんと会った時の土方の顔が険しかったから何かしらあるんだろう。
確か…極秘任務の事だろう。
銀「どうした?」
坂田に声をかけられたので急にハッとする。
どうやら俺は、いつの間にか足を止めていたらしい。
銀「悪い、先帰っててくれ」
そう言うと坂田は、「じゃあな〜」と言い残し帰っていった。
俺の仮説が正しければ、蔵馬さんがクロの可能性が高い。
仮にクロだったら、ミツバさんの旦那さんを斬る事となる。
でも俺には、他人の幸せを願う資格なんてない。
A「一体……どうすれば…….」
俺はその場でうずくまるしかなかった。
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あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時