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百二十五話 ページ40

ミツバさんを部屋に寝室に寝かせた後、俺達は違う部屋で状態を見ていた。


土方は縁側の方に立って煙草を吸っている。


山「身体が悪いとは聞いちゃいたが、俺達が思ってるより症状は良くねェみたいで。
倒れたのが屋敷前じゃなかったらどうなってたことか」


確かに、屋敷前だったのが不幸中の幸いだろう……

山「それより、旦那と補佐官はなんでミツバさんと?」

銀「なりゆき」

A「呼ばれたから」

銀「そーゆうお前は何でアフロ?」
山「なりゆきです」
A「いやどんななりゆき?」


そんな話をしていた銀時とAは、縁側に座っている土方をチラ見する


銀「そちらさんは、なりゆきって感じじゃなさそーだな
ツラ見ただけで倒れちまうたァ、よっぽどの事あったんじゃねーの、お宅ら?」

土「てめーにゃ関係ねェ」


するとその言葉に、坂田はニヤついた。



銀「すいませーん、男と女の関係に他人が首突っ込むなんざ野暮ですた〜」

A「おい、坂田!」

山「ダメですよ旦那〜、ああ見えて副長純情なんだから〜」

それを聞いた土方は、青筋を立て……


土「関係ねーっつってんだろーがァァ!!大体なんでてめェここにいるんだ!!」

今にも坂田を斬ろうと刀を抜いていた。

山「副長おちついてェ!隣に病人がいるんですよ!!」



いや、落ち着いてって……退。お前も便乗してただろ。何仲裁役みたいになってんの?



ギャアギャアと騒いでいると、ふすまが静かに開かれ、そこには一人の賢そうな男



蔵「みなさん、何のお構いもなく申しわけございません。
私、貿易業を営んでおります。“転海屋”蔵馬当馬と申します」

誰だろうと考えようとしたが、退が小声で教えてくれた。

山「ミツバさんの旦那さんになるお方ですよ」


なるほど…旦那さんか。


A「すみません、勝手に屋敷に上がってしまい、申し訳ございません」

蔵「いえいえ。彼女にも体に障る故あまり外を出歩くなと申していたのですが…うちのミツバが、皆様にご迷惑おかけしました」


優しそうな雰囲気だが、何か違和感を感じる。


まるで、人を道具のように思っているような偽りの優しさみたいな……


すると蔵馬さんが、俺達の制服を見て見開いた。


蔵「もしかして皆さん……。
その制服は真選組のお方ですか。
ならば、ミツバの弟さんのご友人……」

沖「友達なんかじゃねぇですよ」


後ろから声が聞こえたかと思うと、そこには総悟が居た。

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あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時

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