九十四話 ページ4
数日後
お妙さんは本当に柳生家に嫁いだらしい。
土方は、廊下で自分の刀を見つめながらため息をついた。
沖「土方さん、これで喧嘩負けんなぁ2回目ですか?」
土「負けてねぇってんだろ。それに、剣にヒビ入っただけだ。」
沖「万事屋の旦那には剣折られてましたねィ、ありゃ負けたでしょ?」
土「負けてねぇ、喧嘩は心が折れェ限り負けたことにはならねぇ」
どんだけ負けず嫌いなんだよ……
沖「さっすが土方さんだ、目の前で隊士10人やられたのに心折れねぇたァ、憧れるぜその図太さ。」
土「どうせ刀もう使い物にならねーし折っちまうかなお前の首をおとして」
そう言って土方は総悟に首を当てる。
俺は話題を変えるように本を読みながら柳生九兵衛について話す。
A「確か柳生家って、かつて将軍の指南役を仰せつかってた家系だったよな？
そして、そのガキが当主ってわけか」
二人の会話を聞きながら整理し、土方の刀にひびを入れた奴は数日前に会った九兵衛という事がわかった。
沖「さっすがAさん、その通りでぃ。
天人が来てから剣術は零落する一方だと言うのに未だその華麗なる技を学ぶため扉を叩く者も多いとか。
これの次期当主たるが、柳生九兵衛。
小柄でガキみてーなツラした野郎らしいですが、とんでもねぇ神速の剣の使い手で、柳生家始まって以来の天才と呼ばれてるらしいですぜ。」
なるほどね……そりゃ10人も峰打ちできるわな……
沖「俺ァ、しょせん坊ちゃんが習う道場剣法、実戦じゃ俺たちの方が上だと思ってましたがね、どうにも俺たちの田舎剣法じゃ、シティー剣法にはかなわねーらしい」
イライラする土方を横目に沖田はさらに話を続けた。
沖「剣も、色恋も、幼なじみの許嫁ときちゃあ近藤さんの出る幕はねーや」
確かに、俺には関係ない話だ………でも
土「総悟、近藤さんなめんなよ、今回の見合い、近藤さん見事あの女王口説き落としたんだぞ。
なんだかよく分からねーが、タフなところが気に入ったってよ。やれば出来るんだよあの人は」
沖「……するってーとなんですか?
このままいったらあのゴリラが俺たちの姐さん」
それを聞いた俺は、今読んでる本を読み切ったので本を閉じ、
立ち上がる。
沖「あり？どこに行くんですかい？」
A「今読んでは本の最終章が今日発売するからね……
買ってくるよ」
そう言って俺は、部屋を後にする。
結婚とか恋愛沙汰には興味ないし関係ない。
多分、近藤さんが朝からいないということは、殴り込みだろう。
恐らく、あの二人もやられっぱなしで黙るわけには行かないだろう。
まあ、俺には関係ない話だが……
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あしゅ - 続きが気になります……！これからも無理のない範囲で頑張ってください！応援してます！ (11月25日 0時) (
レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Metal | 作成日時：2023年9月21日 8時
