百八話 ページ18
A「だから言ったのに……」
九「新八くん、これで君らは残り何人だ?
いや、何人の残っていようと大将である君を倒れせば全て終わりか。
少し期待していた子もいたんだが…どうやら既に割っているようだし僕の見当違いだったみたいだね。
残念だったな、悪いが君の大切な姉上は僕がもらいうける。」
俺の方を見たようだが、すぐに志村君の方を見ていた。
土「ぐっ…もらい、うけるだァ?ふざけたこと抜かしやがるじゃねーか。
おいメガネ、どうやら俺達ァとんだ茶番に付き合わされていたようだぜ
…こいつ、女だ。」
A「だろうな……」
新「え、?…ちょ、女って…九兵衛さんが女って…どういうことっすか?」
土「お前にあるもんがなくてないもんがあるっつーことだよ。」
A「まあ、簡単に言えば、お妙さんと一緒で女性って事」
土「……Aは最初っから気づいてたみてーだな」
A「初めて会った時から違和感を感じていたが、土方が負けた段階で、確信したよ。
だから油断すんなと言ったんだ」
新「…え、…だって、姉上と結婚するとかいってて……そんな馬鹿なことが……
!!、アンタ、まさか…ひょっとして…そんな…
姉上を男と勘違いしてるのか!?確かに姉上は胸が」
するとお妙はすごい勢いで新八を蹴り飛ばしていた。
うわー、痛そう。でも今のは余計な一言だね。
妙「九ちゃんは体は女の子、でも心は…男の子なの。女の人しか愛せないのよ。」
それを聞き驚いたようにしていた志村君だったが、すぐに「ふっ、ふざけるな!!」と怒ったように声を上げた。
新「女の身でありながら姉上と結婚!?そんなことが通ると思ってるのか!!
姉上!!なんで今まで言わなかったんですか!?知ってたんでしょ!?それともそれを知った上で九兵衛さんと……!?」
妙「………」
確かにそれは俺も気になっていた。
なぜ、結婚なんだ?
やがて九兵衛からその理由が明かされた。
左目を失った原因と、妙との関係について明かされた事。
九「たとえ女同であれ、ひとつの愛の形よ。
男だ女だ、つまらん枠に囚われる君たちに僕は倒せんよ。この男を見ろ、僕を女だと知るや途端に剣が鈍った……そんな脆弱な魂で大切なものが守れるか」
愛の形……か。
あの日から全然笑ってないのに何が愛の形なんだ。
ほら、今にも泣きそうな顔じゃん。
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あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時