水の都。 ページ28
船を見て欲しい、そう言うとアイスバーグさんは快く頷いてくれた。
「知り合いだしちょびっと値引きしてやろう」
とまで言ってくれた。
「太っ腹ぁ〜」
と茶化せば
「無礼者！」
と綺麗な脚が飛んでくる。
あれか、綺麗な花には棘があるというやつか。
と、そんなことを考えているとカクカクの鼻の奴がいつの間にかアイスバーグさんの隣にいた。
「うぉ！？お前、いつそこに……」
「さっきじゃ」
彼はカクと名乗ったあと、すぐに何処かへ行ってしまった。
「なんだったんだあいつ」
とジャックが彼の向かった方向を見つめて言う。
それに答えたのはアイスバーグさんだった。
「あいつは見ての通り俊足でな。今はお前さんらの船を見に行ったよ」
あー、そうなんだ。
少しだけ、思い出す。
確か……キリンになる人。
意外と人気があった気がする。
決して私のタイプじゃないけど。
「結果は明日言うよ。場合によっちゃ、結構滞在してもらうかもしれん。なぁカリファ？」
「そうですね……船の痛みぐらいによりますが、大抵グランドラインを旅して来た船は1ヶ月以上はかかってしまいますね」
「まぁ……いいよ。ゆっくり水アメ食ってるから」
「太るぞ」
「黙れ」
乙女の心は繊細なんだぞ。
「まぁログでも貯めてゆっくりしてろ。ホテルは取ってるか？」
まだだと伝えると、アイスバーグさんはカリファに用意させた。
「こちらが住所です」
「おう、ありがと」
丁寧に書かれた地図を受け取り、彼らと別れた。
「おい見ろよジャック」
「あ？」
「気遣ったのか知らんけどシングルの部屋二つ取られてんぞ」
「すげぇ」
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たにやん(プロフ) - フェイロさん» ありがとうございます！ (2016年5月2日 1時) (
レス) id: 5939541d69 (このIDを非表示/違反報告)
フェイロ - 更新p(´∇｀)q ﾌｧｲﾄ~♪ (2016年4月30日 23時) (レス) id: ba5caa7631 (このIDを非表示/違反報告)
たにやん(プロフ) - 三日月βさん» はい、ありがとうございます！こちらも私なりに出来る限り更新頑張りますね！ (2016年3月9日 7時) (レス) id: 132106bcfc (このIDを非表示/違反報告)
三日月β(プロフ) - たにやんさん» そう言って頂けて嬉しいです。こちらこそありがとうございました。更新、無理せず頑張ってくださいね！ (2016年3月8日 21時) (レス) id: 3928a59327 (このIDを非表示/違反報告)
たにやん(プロフ) - 三日月βさん» ありがとうございます！！いや、すっっごく可愛いです！！黒髪黒目だけなのは読者の想像にお任せするという意味なので、全然問題ないです！イラスト提供ありがとうございました！ (2016年3月8日 21時) (レス) id: 132106bcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たにやん | 作成日時：2015年8月7日 13時
