ピッコロ紛失事件 6 ページ47
わたしは涙目になってハルタに頼む。
ハ「わかった。じゃあ、ピッコロをしまってた押し入れを見せてほしいんだけど」
「いいよ」
ハルタと千夏を連れて押し入れがある自分の部屋に向かい、部屋には鍵をかけてあるので専用の鍵で開けて入る。
千夏「へー、なんていうかシンプルね」
「うん、自分の部屋っていってもあんまり使わないの。ほとんどリビングにいるから。
宿題とフルートの練習するくらいかな。
あと寝る時とか友達を呼んだ時」
わたしの部屋には最低限のものしか置いてない。
クローゼット
宿題などをする時用の大きな机と床に直接置かれているガラスで出来た小さめの机
二人くらいは余裕で寝れるであろう大きめのベッド
そして押し入れ。中は小さい小物などがごちゃごちゃとしまってあり、ピッコロもそこにしまっていた。
ハ「あまり使わないってことはこの部屋に入らないってことだよね？」
「そうね。
最近は宿題とかもリビングの机でやるし、友達も呼ばないし…
この部屋に入る時は寝る時だけね。
それ以外でこの部屋に入ったのは何週間ぶりかな。
へたすると何ヶ月ぶりね」
ハ「じゃあ、Aちゃん以外の家族が勝手に入ったとしても気づかないわけだ」
「あ、でもさっき入る時気づいたと思うけどこの部屋鍵がかけられるようになってて、普段はずっとかけてるの」
千夏「すごい…ハイテクね」
ハ「ふーん。
専用の鍵がなければ入れないってことか」
「そうなのよ。だから、不思議なの。
確かに盗めるのはこの家族の誰かだと思う。
けど、あまりこの部屋に入らないといえど専用の鍵は常に持ってたのよ？」
千夏「常に？」
「そう。学校に行く時はカバンの中に入れてて、家に帰ったらネックレス状になってたから首に下げてたし、最近は休日友達と外で遊ぶこともなくなったからあれだけど、前はそういう時も常に持って出てたのよ」
ハ「そんなにずっと鍵を持っとくほどこの部屋に勝手に入られたくないの？」
「ああ…まあ、ね？
ほら、いろいろあるのよ！」
実はこの部屋はからくり部屋にもなっている。
この家は一軒家だけどお父さんやお母さんが設計して建てたものではなく、買い取ったもの。
その時は気づかなかったけど、初めて部屋に入った時はびっくりした。
壁に一人がやっと入れるくらいの穴が空いていたからだ。
わたしはその穴に入り、その先にはもう一つの部屋があったのだ。
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のの - 夜月さん» ありがとうございます！ (2016年4月7日 15時) (
レス) id: dd3ac278ec (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - fruitさん» 才能だなんて！そんな！光栄です！毎回、コメントありがとうございます！これからもお願いします！ (2016年3月17日 0時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - オリジナル・・・とっても面白いです！ワクワクしてます！すごいですね〜(*´∀｀)才能なんでしょうね〜(*´∀｀)羨ましいです！頑張ってください！ (2016年3月16日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - あいさん» オリジナルは面白いかとても不安だったのですが、そう言ってもらえて光栄です！これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2016年3月13日 17時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ののさん» ありがとうございます！ですが、ゼロからのお話なので更新のペースが遅くなるかもしれません…まことに申し訳ありません…ですが！よろしくお願いします (2016年3月13日 17時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月 | 作成日時：2016年2月12日 18時
