ピッコロ紛失事件 4 ページ45
実は昨日、夜遅くまで泣きながらずっと探していた。
ハ「Aちゃん、迷惑はかけていいんだよ。
ていうか、ぼくだって今までAちゃんに迷惑かけてるし。
てことで！協力するね」
千夏「わたしも！それにピッコロの音色が加わったらもっとレベルも上がりそうだし」
マ「そうだね。ピッコロの音色は結構大切だから」
成「あると頼もしいわね」
みんな、やさしいなあ…
「ありがとう、みんな」
・
・
３
部活の練習が終わり、いつもの帰り道を歩く。
けど、いつもと違うことが一つ。
ハ「何気にAちゃんの家にあがるの初めてだ」
千夏「わたしも」
ハルタと千夏がピッコロの在り処をつきとめるため、わたしの家に来ることになった。
だから、今日はハルタと千夏と一緒に帰り道を歩く。
どうしよう…ハルタが、わたしの家に！
汚くはなかったはず…
好きな人が家に来るということは初めてのことだから、すごくどきどきする。
ハ「ちなみに聞いていいかな？Aちゃんの家族構成」
「ああ、普通だよ。わたしとお父さんと弟と妹の四人家族」
千夏「A、一人っ子じゃなかったんだ。
わたし一人っ子だから羨ましいなー」
「あんまりいいものじゃないよ。喧嘩もするし、弟は最近思春期に入ってちょっといやらしいし」
ハ「弟さんは何年生？」
「中学二年。妹は小学六年生だよ」
千夏「中二かあ。一番生意気な時じゃない！
しかも思春期！大変ねー」
「あはは…」
ハ「妹さんはどんな性格なの？」
「え、比較的大人しいと思うけど…」
千夏「ハルタ、なんか分かってきたの？」
ハ「まあ…。確かに普通に考えて家族の誰かとしか思えないよね。
空き巣だったら、逆にピッコロだけを盗むなんてことはまず有り得ないからね」
「だよね。
でも、お父さんも弟も妹も盗むなんてことはしない性格なのよ」
話しこんでいると、家が見えてきた。
「ここだよ」
わたしの家は白を基調とした一軒家。
ここ一帯の中で一番大きい家だと思う。
ハ「へえ、結構大きいんだね」
千夏「ほんと。わたしの家より大きい。それに綺麗ね」
「ありがとう。
でも四人で住むには少し広すぎるのよ。
お母さんも今はもういないから部屋が余っちゃってるし」
わたしは最後の部分は聞こえるか聞こえないくらいの大きさで話す。
ハルタと千夏はその言葉を聞き取れたのだろう。
苦笑いしながらもきちんと受け止めてくれた。
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のの - 夜月さん» ありがとうございます！ (2016年4月7日 15時) (
レス) id: dd3ac278ec (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - fruitさん» 才能だなんて！そんな！光栄です！毎回、コメントありがとうございます！これからもお願いします！ (2016年3月17日 0時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - オリジナル・・・とっても面白いです！ワクワクしてます！すごいですね〜(*´∀｀)才能なんでしょうね〜(*´∀｀)羨ましいです！頑張ってください！ (2016年3月16日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - あいさん» オリジナルは面白いかとても不安だったのですが、そう言ってもらえて光栄です！これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2016年3月13日 17時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ののさん» ありがとうございます！ですが、ゼロからのお話なので更新のペースが遅くなるかもしれません…まことに申し訳ありません…ですが！よろしくお願いします (2016年3月13日 17時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月 | 作成日時：2016年2月12日 18時
