スマホ 〜主人公視点〜 ページ44
そ「何やってるの」
一ノ瀬さんが私と夜明さんを見て聞いてきた
今、私の手の中には自身のスマホがある
こうなった状況の説明はものの数分前
ま「Aちゃんいらっしゃい!さあさあ、上がって上がって!」
インターホンを押した瞬間にドタドタと足音がしたと思えば、相川さんがドアを開けて私の腕を引っ張り家の中へと入れた
ま「今スマホ持ってる!?」
私は慌ててスマホのメモアプリを起動させる
A『はい、ここに。それがどうかしたんですか?あと、ここによあ』
ま「詳しくは奥で話す!だからリビングに早く!」
画面を打つ指が追いつかずに相川さんに背中を押されて、リビングへ半ば無理やり押し込まれてしまった
A『あ、あの....相川さん!?』
ま「る....じゃない!光君!」
る「はい!?」
正面には先ほどスーパーで会った夜明けさんが同じくスマホを持って座っている
ま「耳貸して!」
る「う!?....お、おお....分かったけど....何で?」
ま「そら....彼方さんの機嫌を直すため!あと今から名前禁止!」
る「え、ええ!?」
ま「じゃあ僕は彼方さんを見張ってるから早くね!」
どういうことかよく分からないまま相川さんがリビングのドアの前で立ち塞がった状態で待機姿勢になった
A『あのう....何だったんでしょうか....?』
おずおずとスマホを夜明さんに見せる
る「んー....機嫌を直すってことは....」
そこで夜明さんが閃いたように手を叩いた
る「ああ、なるほど。そういうことか。Aちゃんはそら〜....彼方さん....と連絡交換してる?」
A『え?』
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作者名:ハルタネ | 作成日時:2017年6月23日 21時