【そらる】優しい君へ (ページ40)

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A『それでは私は一旦荷物を置いてから相川さんのお宅に行きます』

そ「分かった。俺は先に行ってるから」

マンションに着くと、Aちゃんはスーパーの袋を置きに自分の家へと帰った

俺はそれほど沢山買い物をしていたわけではなかったので、直でまふまふの家へと向かう

ピンポーン

ま「はい」

そ「俺」

ま「詐欺ですか？」

そ「俺だって」

ガチャリとドアが開いた

まふまふの家の管理システムがガバガバなことに内心不安だ

普通は俺なら開けない

そ「お邪魔しまーす」

ま「いらっしゃーい」

トコトコと出迎えてくれたまふまふは片手にWiiリモコンを持っている

そ「誰と遊んでるの」

ま「お、何で誰がいるかとか分かるんですか？」

そ「第六感」

ま「サイコパワだ～！」

Wiiリモコンをブンブンと振り回す様子と陽気な返答から察するにテンションが高いらしい

ま「そらるさんも遊びましょうよ～」

そ「Aちゃんも後でくるよ」

ま「何ですと！？」

部屋に戻ろうとしていたまふまふは、足を止めて上半身と顔だけを俺の方へと向けた

漫画みたいな振り向き方だな

ま「じゃあ4人で遊べますね！全員分の飲み物用意してくるので先に準備してて下さい！」

そう言い残してまふまふはピューっとキッチンへと消える

その間に俺はリビングのドアを開けた

？「あ、そらるさんも来たんですね」

そ「luz、話があるんだけどさ」