モヤモヤ ページ26
そ「ん、ありがとう」
まふまふにお礼を行って立ち上がると玄関のドアがガチャリと開いた音がした
ま「あ、Aちゃん帰ってきましたかね?」
そ「見てくる」
ま「じゃあ僕はカレーをよそっておきますね」
居間から出てすぐ玄関の前には靴を脱いで入ろうしてきているAちゃんがいる
ご丁寧にラップに包まれたサラダ入りのお皿が3つずつ玄関に置かれていた
俺は2皿分をヒョイと両手に持つ
そ「サラダ持っていくよ」
A『ありがとうございます、助かります』
そして、2人仲良く連れ立って廊下を歩き出した
そ「....そういえばAちゃんって歳はいくつ?」
A『ふふふ、女の人に年齢は聞いちゃいけないんですよ?』
そ「Aちゃんそんなに年長なの?」
A『違いますよ〜!』
皮肉なことだが、俺が風邪を引いた一件でAちゃんとは冗談が少し言えるくらいには仲が良くなっている
笑いながらAちゃんは答えてくれた
A『私は18歳ですよ』
そ「え、大学生?」
A『そうです』
まだ大学生だったのか....!
歳の差にショックを受ける
大人びてるからてっきり20代なのかと思っていた
....何でこんなにも衝撃を受けているのだろう
思わず足を止めた
いや、でも年齢が気になったのは単に歳が近いのかと思ったからで....
それ以上の考えは無いはずなのに....
このモヤモヤは何だ....?
A『一ノ瀬さん?どうかしましたか?』
スケッチブックを片手にキョトンとしているAちゃんを見た俺は我に返って笑顔を作る
そ「なんでもない」
俺は頭の上に?マークを出しながら居間へと戻っていった
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作者名:ハルタネ | 作成日時:2017年6月23日 21時