お届け ページ22
そ「で?お前は近所迷惑を顧みず叫んだって?」
ま「すみませんでした」
全く....と腕組みをしながらため息を吐く
インターホンを出てからの第一声に驚きつつドアを開けた俺の目の前には、鍋を1つずつ持ったまふまふとAちゃんが立っていた
まふまふは意気揚々と、Aちゃんは少し抑え目に「カレーを届けに来ました!」/『カレーを届けに来ました....!』と言って鍋を差し出してきたのである
ひとまずAちゃんの鍋を受け取り、2人を家に上がらせてまふまふに説教をしている....といったところだ
ま「だってそ....彼方さんが出ないからじゃないですか。寝てるのかなって思うじゃないですか」
そ「だからってやって良いことと悪いことあるだろ。あと返信くらい返せよ」
既読はついてるけども返信が来なかったら対応出来るわけがない
そ「まあヘッドホンしてた俺も悪かったよ。今度からは気を付けるから」
ま「はーい。僕も気を付けまーす」
こいつ反省してないな
睨んでいるとAちゃんがおずおずといった様子で俺達の話に入ってきた
A『あの....』
そ「ん?ああ。おいてけぼりにしてしまってごめんね。カレーありがとう。わざわざ届けてくれたんだね。大事に食べるよ」
A『あ、はい。元気になったようで何よりです』
そ「2人が看病してくれたから早めに治れたんだよ」
ま「いえいえそんな〜。もう、感謝して下さいよ〜?」
わざわざ照れたようににへらっと笑うまふまふに突っ込む
そ「お前は調子に乗るなよ」
ま「すみませんでした」
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作者名:ハルタネ | 作成日時:2017年6月23日 21時