【そらる】優しい君へ (ページ15)

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病院にてページ15

病院へ行くとやはり風邪と診断される

ちゃんとベッドで寝て下さいとのお叱りを受けてしまった

受付の人から処方箋を受け取って、まふまふの待つ待合室のソファーへと向かう

ま「どうでしたか？」

そ「やっぱり風邪だって。風邪薬の処方箋貰ったから会計終わったら薬局に行く」

ま「分かりました」

隣に座った俺はまふまふに顔を覗き込まれた

そ「な、何だよ」

ま「まだ少し顔色悪いですね」

そ「そう？」

これでも看病されて良くなった方なんだけどな

これじゃあ作業はやっぱり続行出来ないか

そ「ごめんまふまふ。作業途中からやってもらっていい？」

ま「それは全然構わないですけど....」

より一層俺の顔にずずいと迫るまふまふ

そ「何、近い近い....」

ま「それよりそらるさん、あの子に僕達の事話してないですよね？」

それを気にしてたのか

そ「何も言ってないよ。本当にさっき会ったばっかりの子だし、俺のことも知らないみたいだったよ」

ま「そうですか....。家にあがってたので万が一そうだとしたらって....」

そ「歌い手の事は知ってたみたいだけど....」

ま「イエローカードですよそれ....」

真剣な眼差しでまふまふが向き直った

ま「良いですかそらるさん。いくらお隣さんとはいえバレたらお終いです。そこだけは絶対に」

そ「分かってるってそのくらい」

ま「なら良いんですけど....」

顔を引っ込めたまふまふに俺は尋ねる

そ「ぶっちゃけまふまふさ、あの子と仲良くなりたいでしょ？」

ま「そうですね....！うん、そうなんですけども....！それは本当はいけないというか....！でも仲良くしたいっていうか....！」

自分と葛藤していた