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あたたかさ ページ11

これでよし

スマートフォンを閉じて息を吐く

まふまふから何故か目薬を勧められて、なるべく早く戻るとの連絡を貰ったので少しだけ安心した

ライブが成功した後で疲れているだろう

申し訳なさを噛み締めながら今度何か奢ろう、と珍しく考えているとAちゃんが帰ってきた

A『お粥とのど飴持ってきました』

返事をする代わりにコクリと頷く

Aちゃんが作って持ってきてくれたお粥は卵粥で、ご丁寧に気の匙とポカリスエットまで付いていた

お盆の横にはのど飴×3つがある

ここは大人しく食べることにしよう

良いことに食欲はあった

スマートフォンを枕の脇に置いてお盆を受け取る

いただきます、と手を合わせてお粥を口の中へ入れるとほんのり丁度良い塩加減が広がった

美味しい....!

親指をグッと上げるとAちゃんも嬉しそうにグッと親指を立てる

A『お口に合ったようで良かったです』

照れくさそうにスケッチブックを掲げるAちゃん

可愛いな....

本当は風邪が悪化してきたから帰った方が良い、色々とありがとう、と伝えたい

だけども何故か掠れた声を出したくないせいなのか言えない

例えるなら何だろう

....もう少しAちゃんと一緒に居たいな

幻か否か 〜主人公視点〜→←ライブ終了後 〜まふまふ視点〜



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設定タグ:そらる , 恋愛 , まふまふ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ハルタネ | 作成日時:2017年6月23日 21時

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