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魅音の瞳には、得体の知れない闇が潜んでいる。
……彼女は、危険だ。
「あなたたちは、我々のプロジェクトの栄誉あるモニターに選ばれました〜！」
魅音は私から視線を外すと、この部屋にいる全員に笑いかけた。
「困惑しているようなので、まず皆様の状況から説明させていただきます。１つ！今ここにいる皆さんには、戸籍が存在しておりません！」
全員、戸惑いを隠せない。私もよく理解ができなかった。
「皆さんは、外では死んだことになっています。だから、家族や友人が心配して探しに来るということもないですし、戸籍がない以上、皆さんには人権もありません。」
死んだということは、本当だ。ここにいる全員も思い当たる節があるのだろう。
隣にいるアキラは、真剣な表情で魅音の説明を聞いていた。
「我々が提示する指示や、ルールの元でしか自由はないのです。以上の事を踏まえた上で、私達の言うことをよ〜く聞いてくださいね♡」
魅音は、説明を続ける。
「そして２つめ！唯一、貴方たちに与えられたものがあります！それは……
魅音の説明の途中で、ステージ上に１人の男が上がってきた。
いかつい、いかにもヤクザ者って感じの男だ。
「わけわかんないから大人しくしてたけど、……オネェちゃん、ヤっちゃうよ？」
魅音は、男のことを無表情で見つめていたが、突然笑顔になり言った。
「では、勇敢な彼にお手伝いしてもらって、とっておきのイリュージョンをお見せします！」
男は、戸惑いを隠せないようだ。それは、私達も同じ。
これから、何をしようというのだろう。何か嫌な予感がして、唇を強く噛んだ。
「……あなた、外じゃ害虫だったかもしれないけど、ここじゃ害虫どころじゃ虫以下なのよ♡」
魅音がそう言って笑った。
男はこの魅音の言動でブチギレたようで、魅音に殴りかかった。
次の瞬間、男の腹部には大きな穴が空いていた。
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いらとや - 凄く面白いです！出会５の夢小説少ないから見つけた時本当に嬉しかった！それに語彙力を神で………私も拙いながら小説を書いている身なので、ハル猫さんの小説はとても尊敬します！応援してます！更新頑張ってください！！ (2019年6月16日 21時) (
レス) id: 9aad1e7bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル猫(プロフ) - 秋桜うさぎさん» 指摘ありがとうございます。気づいてませんでした！直しました。 (2019年3月9日 15時) (レス) id: 2bd88d1de4 (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - であご大好きで、面白かったです！ところで、アキラは「啓」なのでできれば訂正してほしいです。 (2019年3月8日 20時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
ハル猫(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！更新遅いですが、頑張って書きますのでこれからも読んでいただけたら嬉しいです。 (2019年3月7日 20時) (レス) id: 2bd88d1de4 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - この漫画本当に好きなので続きすごく楽しみです！ (2019年3月3日 5時) (レス) id: 530767d994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル猫 | 作成日時：2019年2月16日 19時
