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「ただいまあ」
自分の声が家に響くが誰もいない。
ミヒャエルかいないのは当たり前だ。
買ってきたケーキの箱を開ける。
生クリームとチョコレートの生地がが綺麗に層になっており、飴細工のような金色の装飾が光っている。
うん。美味しそう。
ルンルンでお皿とホークを用意しているとそれを邪魔するようにベルが鳴る。
うっわ、今から食べるのに最悪のタイミングで帰ったきたな。
居候させてもらっているので、しぶしぶドアを開けると、ミヒャエルが立っていた。
真顔で冷たい目をしている。
ご丁寧に見える位置にキスマークがついている。
流石にちょっとくるものがある。
でも、私は何も言わない。向こうも嫌そうだし。
私はドアを開けるだけ。
ミヒャエルは私を家政婦扱いしているだけ。
この光景を見たら、だいたいの人はカップルだとは思わないだろう。
そのまま、ミヒャエルが無言で出したコートを持ち、ハンガーにかける。
「……ケーキか」
「ケーキが何か？」
「いや」
三日ぶりの会話だね。
ミヒャエルがじっとケーキを見ているので、反射的に聞く。
「食べる？」
「あぁ」
あぁぁぁ。何言ってんだ私。
ケーキは一つだけなんだよぉ。
私が、食べられなくなったじゃん。
「お前の分は？」
「ないけど」
「そうか」
顔が良いなと思いながらミヒャエルがケーキを食べているのをずっと見ていた。
次の日に何故か冷蔵庫に大量の私用ケーキが冷やしてあった。
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水那珂 春海(プロフ) - もうすぐ中学生さん» ご拝読、コメントありがとうございます(≧▽≦) (6月26日 17時) (
レス) id: de49374aac (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ - あのすみません帰ってくださいが帰れくださいになってます！ (5月8日 23時) (レス) @page5 id: af34a3655d (このIDを非表示/違反報告)
もうすぐ中学生 - グハッッ（私ノ人生クイ無シ） (5月6日 18時) (レス) @page8 id: 470dc29d1f (このIDを非表示/違反報告)
水那珂 - ぴーすさん» ご拝読、コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2023年5月2日 20時) (レス) id: de49374aac (このIDを非表示/違反報告)
ぴーす(プロフ) - 可愛すぎです！！カイザー尊ッ………これからも投稿頑張ってください！ (2023年5月2日 17時) (レス) @page8 id: 23bbbb4f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水那珂 春海 | 作成日時：2023年4月15日 11時
