Jetsの日常

はしみず ページ31

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＜⚠橋本くんが変態です ご了承ください＞





「お願い！一生のお願いだから！！」

「駄目！ぜっっったいやだ！！」

「なんでだよ瑞稀！大丈夫だから！！絶対大丈夫だから！ね！お願いだよぉぉ」

「いーやーだー！！」








「…ねぇ さっきからあいつら何やってんの」

「あれでしょ、この時期恒例のはしもっちゃんのワガママ」

「あ〜…」

「今回は何駄々こねてんの？」

「はしもっちゃんが大人の玩具使いたいって騒いでる」

「やっぱあの人馬鹿なのかな」

「あの子は馬鹿だよ」

「はぁ…毎回毎回あのバカップルはここが楽屋だってこと忘れてるよね」





ーーーーーーーーー




約2時間後、仕事も終わり皆家に帰った。
そしてはしもっちゃんのワガママをことごとく断り続けやっと静かになってくれた。
ようやく諦めてくれたか…




と、思ってたのに 何だこの状況は。



「あのぉ、橋本さん…？どいて欲しいんですけど…」


部屋のドアの前で仁王立ちで1歩も動いてくれないはしもっちゃん。
なんだなんだ、お風呂入りたいのに。

「ん〜？なんで〜？
風呂なんて後でいいでしょ」

そんな事よりお楽しみの時間だよって訳わかんないとこを言いながら近くにあったダンボールを持ち上げ、ふたを開ける。


「さ！どれ使いたい？特別に選ばせてあげる」


中にはこんなんどこで買ったんだよって感じの大人の玩具が……


「………」


あまりの衝撃すぎて少し思考停止して固まってしまった。


「俺はね〜これ使いたい！あ、でもこっちもいいな〜！え〜どうしよ迷う〜」


まるで小学生のようにはしゃぎながらダンボールの中の玩具を選んでる。
え、ちょっと待ってこの人まだ諦めてなかったの？あれ？これ俺めっちゃピンチじゃね？

はしもっちゃんと俺は同棲してるから周りに助けを求める事も出来ない。たぶんやった所ですぐはしもっちゃんに捕まるだろう。
そして最悪なことに唯一の出口はさっきからはしもっちゃんに塞がれてる。
つまり逃げ場がない。


「は…え？はしもっちゃん…諦めたんじゃなかったの…？」

そう言うとキョトンとした顔で

「俺、諦めるなんて言ってないじゃん」

「あぁぁ…嘘だろぉ…」

「さぁ瑞稀！観念しろ！お前はもう包囲されている！！」


刑事ドラマ風にキメてるけどその手に持ってる凶器とも言える玩具のせいで全然かっこよくない。


「優斗ガリさん作ちゃん助けて……」









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