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20,言えなかった本音 ページ20

kzh「Aの前世の記憶を蘇らせよう作戦」



食事を済ませデザートを食べていると突然葛葉さんはそんな事を言い出した



kzh「記憶を戻すためには前世で見たものをまた見ればちょっとは、思い出すかもしれない」



そう言って案内されたのは私が自分の部屋だと間違えて入った部屋だった



kzh「もう入ったかもだけど、ここに前世のお前が存在した証拠が残ってる」



葛葉さんが片手で電気をつけると部屋の顔が一変した



私が不気味に思っていた部屋は明かりが付けば、私にそっくりな写真も服も何もかもが煌びやかで


服や靴は身に着けられる事を今か今かと待ち望んでいる様に見えた


そう見えたのはきっとこの部屋に置いてある物、すべてが埃を払われ、綺麗にされているからだろう



『…あ』



kzh「なんかあったか?」



私の目に留まったのは一つのランプだった



何の変哲もない高そうなランプ。どこかで見たことがある気もするし、気のせいにも思える



『なんでもない』



kzh「ふーん」



kzh「記憶を蘇らせよう作戦なんて言ったけど、ここの部屋見せるしか案はないんだよなー」



葛葉さんはそう言って頭を搔いた



『吸血鬼の超能力とかで思い出させるみたいな事はできないの?』



kzh「出来ないことはねぇけど、条件が必要で……」



きっと、私ではその条件を満たす事が難しいんだろう



『条件…?』




kzh「眷属にしなきゃなんねぇんだよな、お前嫌だろ?よくわかんねぇ男に眷属にされんのは」



「俺は全然いいんだけどさ」なんて言う葛葉さん



『それしか方法はないんですか?』



kzh「これだけって事はないんだけど、」




言葉を濁し眉にしわを寄せた葛葉さん




kzh「他の方法だと片手が吹き飛んだり、視力失ったする可能性があるんだよ」





kzh「怪我は負わせたくないからそれは出来ない、取りあえず食堂行くぞー」




あくびをしながら「腹減ったー、もう昼だもんなぁー」と言い私に背を向け扉に手をかける葛葉さん




眷属になるの嫌じゃないよ。そんな言葉が出る前に葛葉さんは部屋を出て行ってしまった



部屋の電気を消して私も葛葉さんの後を追いかけた



言えなかった本音を言えるタイミングまた来るといいな







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ななか(プロフ) - 碧葉さん» わぁ!一目惚れ!?めちゃくちゃ嬉しいです〜!ありがとうございます〜!頑張ります! (12月2日 13時) (レス) id: 91e5f72c7d (このIDを非表示/違反報告)
碧葉(プロフ) - もう…一目惚れしました!!大好きです!これからのお話楽しみにしております! (12月2日 9時) (レス) @page7 id: 9218f5d455 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななか | 作成日時:2023年11月30日 1時

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