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Aside
先に沈黙を破ったのは青山さんだった。
kn｢雨野さんってかわいいよね。｣
A｢！？｣
青山さんはいきなりなにを言うんだ笑。かわいいよねって好きな子に言うセリフだよね？そんなこと言う青山さんってタラシ？
私の反応を気にせず青山さんは続ける。
kn｢きりやんが羨ましい...。｣
A｢へ？｣
kn｢雨野さんが好きになったの、俺だったらよかったのに...。｣
A｢青山さん...？今...。｣
kn｢あれ、もしかして声にでてた？｣
A｢はい...。｣
kn｢はあ...。｣
青山さんはため息をしたあとにしっかり私を見つめる。
このとき私は不思議な感情を覚えた。胸がｷｭｯと苦しくなってﾄﾞｷﾄﾞｷするこの感情。生まれて初めてだ。
もしかしてこれが本当の恋...？
kn｢雨野さん、体調悪いの？｣
A｢あ、いや、そういう訳ではない、です...。｣
kn｢雨野さん、俺、雨野さんのことが入学してから気になってて、その、好きになってしまいました。俺ともしよかったら付き合ってください...。｣
青山さんは頭を深々と下げる。
A｢振られた翌日に告白をオッケーするから軽い女って思われるかもしれないけど私でよければよろしくお願いします。｣
kn｢よっしゃー！｣
顔を上げた青山さんは涙を零していた。
A｢青山さん、これを...。｣
私は持っていたハンカチを手渡す。青山さんはそれを受け取って顔に押し当てた。
kn｢青山さんじゃなくてきんときって呼んでよ。みんなからもそう呼ばれてるし。｣
A｢わかった。私のことはAってよんで。｣
kn｢A｣
A｢なに？｣
kn｢文化祭、後で一緒に回ろうな。｣
A｢うん。｣
"ｷﾝｺﾝｶﾝｺﾝ"とチャイムがなる。
kn｢あ、やば！急いで戻らないと。｣
A｢そうだね。｣
きんときの差し出した手を私はとる。
そして私たちはまぶしい外の世界へと走っていった。
〜Fin〜
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更新が遅くなってごめんなさい！
これで第1話は終了になります。最後が駆け足ですが...。
2人の文化祭の話はまたどこかで...。
そして話題が無くなったので募集します。
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音夢衣 - 決まってます！笑 (2019年12月5日 22時) (
レス) id: 9ba3d8429d (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 落ちは決まってますか？ (2019年12月5日 18時) (レス) id: 3a96e070fe (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - おお！自分が思っていたのと違ってとっても面白かったです！ (2019年12月5日 18時) (レス) id: 3a96e070fe (このIDを非表示/違反報告)
音夢衣 - ありがとうございます！！！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: 9ba3d8429d (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - でも、今の作品の1話みたんですが、この続きが気になります！更新待ってます!!!!! (2019年12月4日 16時) (レス) id: 3a96e070fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春輝 | 作成日時：2019年10月20日 5時
