【 155 】甲斐犬 ページ7
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潤「…子供の頃翔さんがいつも俺にしてくれてたのをしようとしただけなのに。それを襲おうとしてるように見えたなんて……」
和「何なに？翔ちゃんってば子供の頃いっつも潤くんを襲ってたの？」
翔「はぁっ？！んなわけねぇだろ！」
雅「しーー！みかちゃん起きちゃう！」
全「「「っ………。」」」
ってか、全員起きてたんだ
雅紀と和は上半身だけ起き上がらせて私と潤くんを見下ろしてる。
……そういえばいつ離してくれるんだろう？
翔「ほら、Aも離してほしいって」
潤「…嫌だった？」
なんて、クーン…と甲斐犬がしょげてるみたいな顔して聞いてくる
狡いなぁ
それに、落ち着かせてもらったから別に「嫌」とかじゃなかったし…
「…別に、嫌とかでは……」
潤「良かった」
翔「だからって抱きしめて欲しいとは言ってねぇんだからまた抱きしめるなや」
和「えっ、てか翔ちゃんが潤くんに子供の頃何してたか気になってるの俺だけ？」
雅「あは、俺も〜」
潤「あぁ、
翔「だから何もしてねぇって！」
雅「だから静かにぃ〜〜っ」
翔「……。(´・ω・｀)」
潤「…俺ちっさい頃よく泣いててさ、みんなが寝てる時。そしたら隣で寝転んでる翔くんがいつも背中トントンッて叩いてくれて、
『おまじない』って言っておでこにチュッて」
和「……それだけ？」
潤「うん。ただの微笑ましいエピソードだろ？」
雅「うーん。それでもあんまりおでこにチュッはしないけどね。特に男の子同士」
翔「うるさいっ////」
和「なーんだ。じゃあ潤くんはAにおでこにチュッてするだけだったの？」
潤「予定では」
和「それを、キスすると勘違いした翔ちゃんが大声上げて止めた、と」
潤「逆にあんな止め方されたら口の方したくなるよねぇ？」
「はいっ？！ないない！」
翔「勘違いで悪かったな！」
和「って事はぁ、翔ちゃんはAと潤くんにキスして欲しくなかったんだよね？全っっ力で止めてたしぃ？笑」
翔「〜〜〜っ。知るかっ！寝るっ！」
和「あ、逃げたぁ」
斗「………あなたら、本当に仲が良いのはよく分かりましたから静かにしてくださいよ」
雅「あ、ごめんね？笑笑」
和「さーさー寝ますか」
雅「はーい」
……なんだったんだ。
と、仰向けになろうとしたらグイッと引き寄せられ
潤「次はキス、させてね？」
なんて囁いて離れて行く温度
………な、なんなんだ…
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2019年4月19日 8時
