【 167 】合流 ページ19
ガラッ
亮「櫻井さん！二宮さん！」
翔「サンキュ、やっぱお前ら2人だったか笑」
健「なんですか、その嬉しい一言
セクシーサンキュー」
和「うん、お前はそれが無けりゃいいんだけどね」
翔「うけけけっ笑笑」
潤「で？涼介から連絡あった？」
和「あった。場所も特定できたんだけど、」
雅「けど？」
和「なんかねぇ分かりやすすぎるって怪しんでた。
行くにしても警戒して下さいって」
潤「とりあえず場所は？」
和「ここ」
タブレットに映し出された地図を相葉くんに持ってもらって車をすぐに走らせる
俺は別に翔くんみたいにAに好意を抱いてる訳じゃないし、ニノみたいに独占欲が湧く訳でもないけど
Aが大切な仲間に変わりはない。
翔「こら、ちょっと待て」
潤「否定しても無駄」
翔「えー、俺が読んでる前提でやめて〜？」
潤「翔さんいっつも否定してるけど無駄だから。思ってる以上にダダ漏れだから」
翔「はぁ？」
健「あ、もしかしてAさんの事ですか？」
翔「なんでお前は今の会話で分かるんだよ！」
亮「へぇ、櫻井さんそうなんだ」
翔「だぁあっ！違う！！」
雅「今翔ちゃん自分で白状しちゃったじゃん笑」
和「頑張って大野さん超えないとね」
翔「智くんは…超えれる気がしないけど。
別に気も………うわぁっ！何言わせようとしてんだ！」
潤「いやもうそこまで言ったなら認めてよ笑笑」
なんて、少し場が和んだ瞬間
雅「あっ、止まった」
和「信号でーとかじゃなくて？」
雅「うん、これ山の中だし。さっきから1分近くその場所に留まってる」
潤「じゃあ急ぐぞ」
こういう時警察の赤ランプは有難い。
スイスイ進んで目的の山の中へ入っていく。
潤「まだ動いてない？」
雅「うん、まだ！」
亮「…なんか、嫌な予感するの俺だけですか？」
翔「……俺もだ。この…距離ならAの声が聞こえてもおかしくないんだけどな…」
夜の山道を慎重に走る。
数メートル先、ライトに何かが照らされる
キキキキーーッ！！！
翔「うおっ、どうした」
と翔さんが呟いたのと同時に相葉さんが車を飛び出していく。
潤「相葉さん待って！」
俺も外へ飛び出すと相葉さんは既に抱き上げて動かない
潤「相葉さん…っ！」
翔「ちょっ、どうしたんだ…
…………おい、誰抱えてんだ」
最初、動物か何かだと思った。
そうであってくれと思った
…まさか意識のないAだなんて、考えたくなかったんだ
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2019年4月19日 8時
