【 164 】悪い予感 ページ16
・
雅/潤「「………は？」」
涼「で、ですから…、Aさんはみかちゃんと一緒に警察に…」
雅「とりあえず何？警察ってどういう事？」
涼「警察は…
−−−−−
「…警察？は？」
警「ここに袴田美香がいる事は匿名の通報やこの近くの防犯カメラで確認済みだ！」
そう怒鳴る男に怖くなって私の後ろへ隠れたみかちゃんに目を向けた警察は
警「…君だな？」
み「っ！」
「ちょっと、触らないでくれる？」
警「ここに逮捕状もある」
「…は？逮捕状ですって？」
警「麻薬取引に関わっている疑いでな」
「いやいやいや、…はい？こんな小さな子が？」
警「詳しい事は署で聞く。おい、連行しろ」
み「っや、やだあっ！」
「離しなさい！ちょっ、」
警「抵抗するな！公務執行妨害で貴様も連行するぞ！」
「しなさいよ！ってか、こんな小さな子1人で行かせるわけがないでしょ！？」
警「……」
「良いわよ、連れて行きなさいよ。私と一緒にね」
警「…良いだろう。連れてけ」
男が後ろに声をかけるとスーツを着た男たちが私とみかちゃんを取り囲み、それぞれの腕を掴んだ時
涼「なっ、何してるんですか！」
警「我々は警察だ。この2人を連行する」
涼「はっ？警察？連行って…どういう……？」
「ごめん、ちょっとみかちゃんと行ってくる！あとで合流するから先に行っててって2人に伝えて」
涼「えっ？」
「頼んだ！」
−−−−−
涼「……って、まぁ僕は実際に見てないんですけど一部始終を見ていたメイド達が」
潤「マジかよ」
雅「みかちゃんに逮捕状……」
潤「…とりあえず教習所に向かおう。俺運転するから雅紀斗真と翔さんたちに連絡してもらえる？」
雅「うん、分かった」
涼介にはその【匿名の通報】や【監視カメラの映像】について詳しく調べるよう頼んで屋敷を後にする。
バタンッ
雅「それにしても…警察って"ここ"には近づかないようにしてなかったっけ？」
潤「あぁ…それに、麻薬取引を追ってるなら俺たちの存在を知らなくてもここに関わらないようにされているはずなんだけどな」
雅「なんか、怪しい？」
潤「まぁ悪い予感はするな」
雅「うわー、松潤とニノの悪い予感は当たるんだよね〜」
潤「なんだそれ笑。とりあえず行くぞ」
雅「うん。…あ、そうだ。誰連れて行く？」
潤「雅紀は誰で考えた？」
雅「うん…やっぱりなかじーとお亮かなぁ」
潤「ふっ、俺とAも同意見だよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2019年4月19日 8時
