六龍 Ⅳ 【ars】 (ページ13)

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【 161 】養子問題ページ13

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「あはは！何それただの甘えん坊じゃん！笑」

雅「なんか可愛くってねぇ、ほら俺が心配でぇ安心したら力抜けたみたいな感じがさ笑」

「まぁ潤くんが雅紀の付き添いに行くって言ったらすぐに「俺が」って言ってたもん。
多分一番雅紀に意地悪とか言ってるけど一番大好きだよね」

和「おい、こら。適当なこと言うな」

雅/貴「「あ、起きた」」

雅「おはよ、気分はどう？」

和「それ俺のセリフな。相葉さんこそ気分は？悪くなってきたりしてないの？ちょっと頭ガンガンしてきたりは？ない？」

雅「大丈夫だって。もう心配性だなぁ」

和「普通だよ」

雅「そう？」

「いやぁ、過保護でしょ」

雅「だよね？」

和「～～っ、うるさいうるさいっ！」

「あ、逃げた～笑」

雅「あははっ、……待て待てぇい！」

首や耳まで真っ赤にして走って逃げてく和の後ろを少し遅れて追いかけ、一緒に和の部屋へ入って行く雅紀。
2人とも子供みたい…笑

斗「イェーーーイ！到着～～」

み「わぁーい！♡」

「あ、ここにも子供が2人」

斗「ん？」

「ううん。探検楽しかった？」

み「うん！鯉がスィーって泳いでたよ！」

「綺麗だった？」

み「うん！」

顔を見合わせて「ねー♡」なんて笑い合ってる

斗真さんの腕から抜けて「トイレ！」と駆けて行ったみかちゃんの後ろを2人で眺める。

「……どうします？かなちゃん。
たぶん黒田さんに黙ってずっとここで育てる訳にもいかないですよね？」

斗「うん…」

「………養子にしちゃえばどうですか？」

斗「養子？誰の？」

「斗真さんの養子に出来たら一番ですけど、ご結婚されてるので奥さんの同意も必要になるんですよね…
私の養子に出来たらいいんですが」

斗「出来ないんですか？」

「んー…みかちゃんの場合だと普通養子縁組みじゃなくて特別養子縁組みの方がいいんですよね。
普通養子縁組みなら私でも問題ないんですけど」

斗「特別養子縁組み…」

「実親との関係を全て断つ手段です。
普通だと法律上ではまだ実親と関係がある事になってしまうので、みかちゃんは特別養子縁組の方が良いと思うんです。…でも、特別な場合独身だと出来ないんですよねぇ。…あ、結婚すれば良いのか」

ガチャ

翔「あっ、なぁ斗真部屋の電気ちょっとキレかけてんだけど電球の替えってどこだっけ？」

斗「えっと、
「翔さん結婚します？」

翔「あぁ、結婚？」

「うん」

翔「はぁあっ？！結婚！？？！」