【 149 】理由は？ ページ1
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女子2人がお風呂に入ってる間のメンズたち
雅「いやぁ…あれズルイね〜」
翔「だな。あの微笑みだけでときめかせるとか」
和「今に始まったことじゃ無いでしょ。散々胸掴まれてるくせに」
潤「ぜーんぶ、無意識ってか天然だけどね」
雅「翔ちゃんそっち持って」
翔「はいはい」
斗「ここで立食するのも楽しそうなのにリビングに持って行くんですか？」
潤「みかちゃんが一緒ならこの高さはキツイだろ」
斗「あー、なるほど」
和「…ってか、あの笑顔といい滅多に言わないお礼といい全部計算だったら女って怖いね」
潤「そりゃ計算してやる子もいるでしょ。男だってそんなやついるじゃん」
翔「あー、少女漫画の読みすぎ男子な。リアルに壁ドンしたところでときめくの一部のMだけだってな」
雅「それにイケメン限定ね、」
男「「「それな」」」
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潤「……っよし、こんなもんだろ」
翔「あー、終わった終わった」
雅「まだかなー、2人」
和「…で？あんな素性も分からない子、なんでここに連れてきたわけ？子供でも敵側のスパイって事あるでしょ」
斗「まぁ、それも考えました。というかその可能性もあるとは思います。…腕に付けていたシルバーリングですが、あれは発信機が取り付けられてそうでしたし」
翔「……。」
和「それでも連れてきたのはなんで？」
斗「……痣が沢山あった。最近の物だけじゃなくて、昔からずっと続けて暴力を受けたんであろう痣が。
それに栄養失調による皮膚の炎症、下肢や腹部のむくみなども見られました。…あんな状態なのに公園に1人で夜を明かそうとしていて。
……もし同情に付け込ませるためにこの子を仕向けたんだとしても、きっと……Aさんもそれを分かった上で保護していたと思います」
4人「「「「……。」」」」
斗「それに……ふふっ。なんか妹に似てるんですよね〜」
潤「妹？いたっけ？」
斗「俺が、12歳の時妹は10歳で。その時の施設の男に…反抗したからって怒ったんだって。でもそのまま戻ってこなかった。
……守れなかった。お兄ちゃんってずっと付いてくる可愛い妹を」
雅「斗真…」
斗「…お兄ちゃんって呼ぶ感じも似てるんですよね！年頃もその頃の妹と一緒だから…だから、なんか放っとけなくて」
和「…そう。」
翔「ま！なんにせよ今日はパーティーだ。楽しませようぜ」
潤「うん、そうだね」
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2019年4月19日 8時
