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路面電車に乗り換える前に


小さな花屋が目に入る。


クリスマスだから、赤いポインセチアがたくさん並ぶ店内はいつも以上に華やかなだ。


あまり高い花は無理だけど


お母さんに買って行こう。




花屋のお姉さんにおまけしてもらった

小さなカスミソウの花束を手に家に帰る。




お母さん喜んでくれますように。






高台にある実家に向かう途中、はらはらと雪が降ってきた。



子供の頃は、軽々と階段登れたのになぁ、と


苦笑いしながら



よく近所にいるネコにただいま、と手を振る。




龍「名前!おかえり!!」


龍ちゃんがカバンを持ってくれる。


寒いから入って入ってと中に促される。


母「おかえり!名前ちゃん!!」



父「おかえり!」



お母さんとお父さんも玄関まで来てくれた。



リビングからはいい匂いがする。

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作者名:榛遥 | 作成日時:2021年12月22日 0時

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