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龍「名前?

バイトのシフト少し減らしたら?

3年にもなるし、こうやって遅くなるの心配する。」

あの絵本を探していることは龍ちゃんには秘密だ。





そんな理由だったらと龍ちゃんは一緒に探してくれるだろうけ
ど、

今のバイトも割と好きだから目的を果たしても辞めたくない。


「欲しいものあるんだもん。」





龍「何?

言ってくれたら、俺が買ってあげるし

高価なものならお父さんにも相談しようか?」





「今は内緒!

自分で買わなきゃ意味ないの。」






これも嘘じゃない。

欲しいものがあるのも事実だ。






私がムキになって龍ちゃんを見上げると、

分かったよ、と私の頭に手を置く。

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作者名:榛遥 | 作成日時:2021年12月22日 0時

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