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将聖はこの春、高校を卒業し、お父さんにビシバ
シ教育されているみたいだ。
大学行ってもよかったんだよ？とお母さんが言うと
お姉ちゃんより先に和菓子上手くなりたい！と
意気込んでいたらしい。
私も頑張らなきゃ。
颯ちゃんが眠ったのを確認し
そっと参考書を開く。
店の経営やお金について知るため
簿記の資格を取る予定だ。
み「名前ーーー！会いたかった！！」
みーちゃんが駅まで迎えにきてくれた。
すっかり旅館の女将になったみーちゃんは、着物姿も似合っていてカッコいい。
「拓実くんも！先にこっちきてたんだね！」
拓実くんは持ち前の歌声を武器に東京の専門学校
に通い、今年卒業して、今度主演舞台をやるらし
い。もともとマイペースな性格だし、気が向いた
時にオーディション受けるんだって、とみーちゃ
んが電話で教えてくれた。
舞台絶対行かなきゃ。
旅行先は関西の某有名テーマパークだ。
お正月やお盆、長い休みができた時には、結構帰ってきてるのに、やっぱりなんだか懐かしい。
元「おう！！意外と早かったな！」
「湧！！」
内「おれもいるじゃん！」
湧は相変わらず、同級生なのにおにいちゃんみたいで
私と颯ちゃんの頭を順番に撫でて、
(尚大には嫌がられていた笑)
荷物を持ってくれた。
明後日から旅行に行くから、今日と明日は家でゆっくり過ごす予定だ。
家を出る前に、おばあちゃんに料理をたくさん教えてもらったけど、
レパートリーを増やしたいからまた教えてもらおうかな？
みんなでわいわい歩いていると、ふと湧が隣に来た。
元「今日久しぶりに星見に行かない？」
「うん！！」
湧と夜散歩するのは、本当に久々だ。
夏だから、夜風も気持ちよさそう。
きっと、小声で言ったのは、
颯ちゃんが来たいと言い出すからだろうけど、
2人の秘密みたいで嬉しくなった。
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リリー(プロフ) - みーちゃんがなくなる辺りから涙が止まらなくなりました！占ツクで本気で泣ける作品は滅多に出会えないので久しぶりに号泣させて頂きましたw最近人間関係で心がボロボロで感情を忘れていたので思い出させていただきました！ありがとうございます！ (2022年9月3日 20時) (
レス) @page49 id: 96d2fca65a (このIDを非表示/違反報告)
榛遥(プロフ) - 織さん» お返事遅くなりごめんなさい。嬉しいお言葉をありがとうございます！ (2022年3月28日 22時) (レス) id: 4500773a33 (このIDを非表示/違反報告)
織 - とても感動して泣いちゃいました笑恋愛系の小説また楽しみにします！ (2022年3月23日 19時) (レス) @page49 id: 03dfc497b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榛遥 | 作成日時：2021年11月20日 16時
