IDOL【 BTS 】 (ページ39)

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オンマ、出番です　HS ページ39

『ホソギオッパー！味見してくださーい！』

HS「オッケー、今行くよ〜」

JK「 A！何でいつもホビヒョンなの！」

HS「ジョングギは味見で終わらないからだろ(笑)」

僕の可愛い妹、Aは料理がとても上手だ。まだジニヒョンが宿舎に来る前から、宿舎でのご飯はAが作ってくれていたし、本人も気分転換になると言って、今でも偶にこうして作ってくれる。

中でもAが作るカルグクスは絶品で、テーブルにカルグクスが並ぶ日は戦争だ。おかわりに行きやすい端の席に座りたがる人(ジョングク)、Aに頼み込んで多めに入れてもらう人(ジニヒョン)、辛くない味付けにしてもらって自分専用の鍋を確保する人(テヒョンア)、一口頂戴と練り歩く人(ジミナ)。

ナムジュナなんか我慢出来ないと言って、作っている側に張り付いて離れないところをよく見るし、ユンギヒョンだっていつもより動きが機敏になる。

とにかく皆Aの作るご飯が大好きなのだ。

HS「お！今日はカルグクスなんだね〜

　 ...ん〜、流石A。天才なんじゃない？」

　『んふ。ホソギオッパはいつも褒めてくれるからつい味見頼んじゃう』

HS「ヤー、オッパは本心で言ってるんだよ。」

　『分かってますよ(笑)オッパは嘘つかないもん。』

カルグクス戦争の度に、一歩引いて見守る立場を取っているおかげ？か、こうやって味見係を任せてくれる。これは僕の特権だ。

　『はい出来た！皆呼んでこなきゃ。

　 ...の前に。オッパ、お願いがあります... 』

HS「ん？...あー、はいはい。分かったよ(笑)」

何か言いたそうにしてるなと思ったら、どうやら恒例のお願いらしい。皆を呼びに行って、ご飯を食べた後Aの部屋へと向かう。

ノックをして中に入ると椅子に座って丸くなっているAと...物がいっぱいの散らかった部屋。

HS「おー...(笑)」

　『 ...ごめんなさい、片付けも出来ないダメ人間で。』

HS「何も言ってないよ(笑)」

そう、Aは片付けが大の苦手。服を脱ぎっぱなしにするとか、物を出したまま戻さないとか、そういう事は一切ないけど、Aは物を捨てられないタイプ。捨てられないのに、物が増えていくからキャパオーバーになってしまうのだ。

　『今回こそ1人でやろうと思ったけど無理でした... 』

HS「大丈夫、僕も手伝うから！2人でやったらすぐ終わるよ！」

　『 ...オッパ大好き』

HS「オッパもAが大好きだよ(笑)」