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YG「 居残りする時は、誰かに声をかけて一緒に残ってもらえ。で、暗くなる前に帰ってこい。」
『 そんな、..迷惑かけちゃう。』
YG「 Aのお願いを迷惑だと思うオッパいねぇよ。なぁ、テヒョンア。」
TH「 うん!それに、一緒に残ってたら歌うの聴けるんだよね?僕全然残るよ!」
YG「 ほらな?テヒョンイだけじゃない、他のオッパ達だって同じだ。
練習する事は悪い事じゃない。ただ、お前は女の子だから。皆心配なんだよ。」
『 ん、...分かりました。』
ユンギヒョンはAの頭をグリグリと撫でた。「 Aの事よろしくな 」って言ってついでに僕の頭も。
そこからAは居残りする度僕に声をかけるようになって、Aの付き添いは僕の役目になった。
TH「 ねぇA、今日は何歌うの? 」
『 んー、何かリクエストはありますか? 』
TH「 じゃあ、アメイジング・グレイス! 」
『 ふふ、また?オッパそれ好きですねぇ〜 』
そりゃあ思い出の曲だから。Aと一緒に過ごす時間が増えればそれなりに仲良くなるし、オッパと呼んでくれるようにもなった。
TH「 初めてAが歌ってるの見た時、天使様がいるって思ったんだよ。」
『 天使様? 』
TH「 そう。僕が困った時や、迷った時に助けてくれる天使様。
変かもしれないけど、僕は信じてるんだ。」
『 変ですか?私はそう思わないですけど。
私も困った事があったら天使様に助けてもらおう。来てくれるかな 』
TH「 来てくれるよ。もし来てくれなかったら、僕が助けてあげる。僕がAの天使様になってあげる。」
『 本当?じゃあ、テヒョンイオッパのところに来てくれなかった時は私が助けてあげますね。』
僕が小指を出すと、Aは察したようで同じように小指を出して結んだ。
TH「『
ニコニコと笑顔を見せるAにつられて僕も笑顔になる。君は自分の事だと分かってないけれど、初めて会ったあの時から、Aは僕の天使様なのだ。
無邪気なこの子が困った時、悩んだ時、いつでも助けられるように近くに居たい。可愛い天使様の為に、今日も僕は自分の役目を果たすのだ。
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HS「 A、僕らに怒られた後絶対ユンギヒョンのところに行くんだよ。あれ絶対わざと待ってると思わない?」
NM「 ...本当ずるいよね、あのポジション 」
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作者名:eve | 作成日時:2022年12月6日 19時