IDOL【 BTS 】 (ページ14)

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流石の僕でも、あそこまで避けられるとやっぱり落ち込む。宿舎でボーッとしていると、僕が静かなのを心配したのか、同時期に入所したAと同い年のジョングクに慰められる始末。

JK「大丈夫ですよヒョン」

JN「ヒョン、Aと仲良くなれると思う？」

JK「それは、ちょっと...難しそうですけど」

...正直に答えてくれてありがとう。やっぱり避けられる程の事をしてしまったのだと諦めかけていた時、

HS「どうしたんですかヒョン、暗い顔して」

きゅ、救世主キター！

JN「ホソガ！人助けだと思って聞いてくれ！」

HS「え、何。怖いんだけど」

Aが懐いているホソガに聞けば解決策が見つかるかもしれない。どうして今まで気付かなかったんだろうか？

ホソガとジョングガ、2人が若干引いてる気もするけどそんなのは後だ。立ち去ろうとするホソガを座らせて、強引に話をし始めた。

JN「 ...という訳なんだけど、やっぱり僕が何かしちゃったと思う？」

途中で飽きたのかジョングガはどこかへ行ってしまったし、頼みの綱は目の前で腕を組むこの男だけなのだ。

HS「うーん、ヒョンに何かされたなんてA言ってなかったよ？」

JN「本当？怒ってなかった？」

HS「全く。ていうかこれはAがよくないよ、ちゃんと言わなきゃ。」

JN「え、言うって？まさか本人に言った HS「 Aー！ちょっとこっち来なさーい！」...りしちゃうんだね。」

宿舎のリビングからAを呼ぶホソガ。Aは部屋に居たのか扉からひょこっと顔を出した。うん、可愛い。

本人の口から聞く勇気はないので退出しようとするとホソガに制され、リビングのど真ん中に3人が小さく輪になるという、何とも異様な光景が出来上がった。

HS「 A、どうしてヒョンの事避けてるの？何か嫌な事されたの？」

　『 .... 』

HS「黙ってたら分かんないよ？ヒョンに原因があるなら直して貰う必要があるし、ただ理由もなくヒョンの事を避けるのは凄く失礼だよ。」

JN「ホソガ、そんなに言わなくても... 」

HS「ヒョンは黙っててください。」

JN「 ...はい、すみません。」

まるで子供を注意する母親を見ているようで、何も口出しが出来ない。...チョン・ホソク恐るべし。