隣部屋の年下男子【佐々木大光】 (ページ10)

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佐々木side

ノリでお隣さんと焼肉をすることになり。

すごく楽しかった。

職業を聞かれたけど、もちろん言える訳もなく。

ダンサーという設定にしたけど大丈夫だったかな。

ダンサーってなんだよ、と自分でも笑ってしまう。

あながち間違いではないか…？

初対面なのに話しやすくて、プーさんみたいですよねとかいじられて。

5個上とは思えないくらい同じ温度で接してくれる人だ。

嶺亜と同い年って思うと、5歳違いはまだ接しやすいのかなーと思ったり。

たまたまスーパーで会えて、家におじゃまして一緒にご飯を食べるという機会があったけど

料理も上手で、部屋も綺麗で

可愛くて、ノリが良くて、楽しくて。

もっと話したい、また会いたい

なんて思ってしまって。

俺は割と幼い時からジャニーズに入って

学生時代に好きな人はできたことはあるものの、付き合ったりしたことは1度もない。

20歳になっても彼女ができたことないなんて恥ずかしいけど、アイドルとしてはすごく気を使ってきたつもりだ。

20歳になったら浦川さんと飲みたいです

なんて言ってしまい。

もっと浦川さんを知りたい。

という気持ちに嘘は付けなかった。

いいですよーと軽く言われて年の差を実感した。

俺はこんなに心臓バクバクで言ったのにな。

誰にも言わず、バレないように、この気持ちを大切に少しずつ育てていきたいなと思った。