隣部屋の年下男子【佐々木大光】 (ページ6)

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佐々木「食器洗剤買いたいんですけどどれがいいのかわからなくて」

結構フレンドリーに話しかけてくれんだなこの人。

「私も詳しくないですけどいつもこれ使ってます」

佐々木「じゃあ俺もこれ買います、一人暮らし初めてまだ1ヶ月ちょっとなんでこういうのわからなくて…」

「でも偉いですね、洗剤買うなんて」

佐々木「冷凍うどんチンするくらいですけどね」

思わずクスッと笑う。

佐々木「そう言えばお名前聞いてませんでしたね、聞いても大丈夫ですか？」

「あ、そうでしたね……浦川Aといいます」

佐々木「浦川さんですね、今後もお世話になります！」

ニカーっと笑う佐々木さん。

めちゃくちゃノリがいい人なんだな。

佐々木「浦川さん今日焼肉なんすか」

私のカゴを見ながら佐々木さんがニヤニヤしている。

「はい…1人寂しく家で焼肉でもしようかと」

見るな……寂しくなるだろ……………………

カゴに入ってる大量の肉や材料を見ながら虚しくなる。

佐々木「いいなー！俺も今日肉食べたい気分です」

「……もし良かったら一緒に食べますか？」

思わず口を抑える。

寂しいがあまりにノリで全然親しくない男を焼肉に誘うなんて、とんだ肉食系女子じゃないか……？

あーーーーー穴があったら入りたい、なんて慌てていると

佐々木「えっいいんですか？！」

めちゃくちゃノリが良すぎて困るなこの人。

困惑ひとつ見せずに目をキラキラさせてる佐々木さん。

「奮発して色々買う予定なので、ご馳走します」

なんて言ってしまい、お隣さんと焼肉をすることになってしまった。

お互いこれから買い物があるので19時に私の家集合となった。

集合と言っても、隣の部屋だけど。