六龍【ars】 (ページ47)

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【 46 】困惑ページ47

あれから、松本さんと櫻井さんのことはまーーー！綺麗さっぱりスルーして私とだけずっと話してる柳葉さん

頭いいからか話は面白いんだけど…だけども！

距離近い！
つーか肩に手！
いかつい顔なのに笑顔！怖い！←失礼

ガチャ
運「到着しました」

柳「ん、ご苦労。さ、どうぞ」

「ありがとうございます」

と、車から出るとこれまた豪華な家。
私たちの住む洋風とはまた違って和風。旅館みたい…

「とても素敵なご自宅ですね…」

柳「ふはは、一級建築士に造らせたものでね。

…あ、それと。何かあった時の為に所々細工がしてあるから気をつけるように」

潤「細工、ですか？」

柳「トラップだよ。昔襲われかけたことがあったのでね」

トラップ…

「潤さん引っ掛かりやすいんだから気をつけてね？」

潤「それはAもだろ」

翔「2人とも、気をつけて」

潤/貴「「はーい」」

柳「…。さ、入ろうか」

家に入る瞬間少し視線を感じた気がするけど…気のせいかな？

少し振り返ると櫻井さんもどこか遠くを眺めてる。

…何か感じた？

翔「少し。とりあえず入ろう」

「ええ」

柳「どうした？」

「いえ、何でもありませんわ(^ ^)」

・

・

柳「で、会場で何か変わったことはあったのかい？」

「暗殺者の一員らしき人物を2名、確保しました」

柳「ほほう、いつの間に？さすが、黒田の集めたメンツなだけあるな」

潤「それにしても、なぜ挨拶のスピーチで暗殺者がいると？」

柳「なんとなくだ」

なんとなくって…苦笑

翔「あと…1・2時間後にとりあえず我々は失礼します」

柳「そうか、それまではどうするんだ？」

潤「ここで待機させて頂ければ嬉しいんですが…」

柳「あぁ。好きに使いたまえ」

翔「ありがとうございます。…少し失礼します」

と、恐らく二宮さんへ報告しに行った櫻井さんを見送ると私の隣へ座る柳葉さん

柳「君も六龍の一員らしいね？」

「は、はい…。」

柳「女性は君だけかい？随分と美しく若い子を危ない目に合わせるんだな、黒田は」

と、私の頬を軽く手の甲で撫でる。

……ひ、ひぇぇえっ((((；ﾟДﾟ)))))))

「訓練されて来ましたし、それに…私は若くありません」

柳「私からしたら若い」

「それは…そう、ですね」

柳「年下の、しかもこんな美人から自分の身を守られるとはねぇ」

なに、これは…どうすれば……っ！！！？