六龍【ars】 (ページ32)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:70,460 hit

【 31 】お口の悪さページ32

斗「皆さん揃いましたね？」

智/雅「「はーい」」

斗「警護の対象となるのはストーム弁護事務所のマネージメントをしている柳葉総一郎(やなぎばそういちろう)」

と、また暗くなった部屋の壁にパッと映る顔。

……うわぁ、ザ・堅苦しい人っぽい…

翔「おい。分かりやすすぎ」

「また読んだの？暇？」

翔「…顔で分かるわ、ばか笑」

斗「で。簡単に以前説明はしましたけどウエイターとして大野さんと相葉さんは来賓客の方たちを見て下さい。
松本さんとAさんは黒田さんが贔屓にしているレストランのオーナーとそのパートナーという設定です。有名どころではなく、知る人ぞ知る店…という事にしていますから」

潤「了解」

斗「で、その秘書をしてもらう櫻井さんはしっかり松本さんたちのサポートとあらゆる客の感情を読み取って怪しい人は逐一で二宮さんに報告するようお願いしますね？」

翔「ニノに言えばいいの？」

斗「はい。そこからマークしてもらうように大野さん達に指示してもらう予定です」

「そんな…うまく行きますかね？パーティーが終わった後に狙われる、という事は？」

斗「可能性はありますよ。まぁ、そっちの方があり得るかもしれないですけど」

「その場合は？」

斗「えっとですね。パーティーで狙われたとしても、なかったとしても松本さんとAさんには柳葉さんに付いていてもらいますから大丈夫です」

潤/貴「「ん？？」」

翔「…なるほど。狙って来るのは１組のみとは限らねぇもんな。…俺は？」

斗「その時の状況で臨機応変にお願いします」

潤「待って待って。なんで俺らだけ？」

斗「だって。ウエイターが社長と一緒に帰ったら変でしょう？」

潤「まぁ…けど、俺らだって不自然じゃねぇ？黒田さんとは面識あるけど社長とはないじゃん」

「……仲良くしろ、と？」

斗「ってか仲良くなれ？笑」

雅「気難しそう…頑張ってね」

ポンっと肩に可哀想…って顔しながら手を置いて来る相葉くん。
すんごい他人事だな君。

…ってそりゃそうなんだけども。

でもさー？
それにしたってさー？

これと仲良くなれるか？

翔「これとか言うなバカ」

「これって今言ったのは櫻井さんであって私は何も言ってませんよ。失礼になるから口の悪さには気をつけた方がいいのでは？秘書さん」

翔「～～～～っ！！おっ前なぁ？！」

なんて、キレながらヘッドロックしようとしてきたのを避けて逆にかましてるといつの間にか消えてる生田さん。