六龍【ars】 (ページ3)

今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:70,463 hit

【 3 】建物内、案内ページ3

斗「どうぞ？」

と、促されて足を入れると上には大きなシャンデリア。目の前には大理石で出来てる階段に赤い絨毯が敷かれてる

……どこぞのお城かっ！！…いや、まさにお城なのか

斗「あ、そっちじゃないです。先に仕事場の方へ行きましょう」

「仕事場？」

斗「はい。ここはC棟であなた方の生活空間でもありますが、敵らの目を欺くためでもあります」

「…敵？」

斗「まぁ、政治家とかですね。客人に扮してスパイが来た時こちらの情報や仕事内容を見られるのはダメですからね」

と言って、階段の左側にある本棚の本と本の間に手を入れる生田さん。

「えっと、なにを…？」

斗「向こうに行くには指紋認証が必要なんです。事前に皆さんの指紋は登録してますので、ここに指を当てて見てください」

………いやそれ本にしか見えないんですが。
なんて思いつつ触れてみるとフワッと光る

「っ？！」

ガチっという音と共に開いていく本棚

…私、とんでもないとこに来たんだなーとか今更思う。

一度、真っ暗な空間に入ったと思うとまた大きな扉が開かれる

斗「どうぞ」

どんな空間が待ってるんだとか…思ってたけど、ここは…

「外、ですか？」

斗「外ですね」

「なんか、お金持ち学校の中庭みたい」

斗「おっ、イメージそれなんですよ」

「あ、そうですか…」

屋根付きの廊下？を歩いて行くとレトロでお洒落な木の扉。

って、扉多いなっ？！

「う、わぁ………っ」

そこは、さっきまでとは変わって少し狭く、丸い建物。壁には、本、本、本、本！

5・6階建て？なのかな。けど見る限り全部の壁に本がぎっしり……

斗「ここはB棟。世界中のあらゆる書物が置いてます。"禁書"と呼ばれる物も」

「世界中の、書物…」

斗「普段は司書として羽馬という男性がいるので探したい物があったら聞いてみてください」

「分かりました」

斗「では、A棟に行きましょうか」

「はい」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

どうも！途中ですみません。
文だけでは少しややこしいかもしれないので、見取り図などをTwitterに上げました！

良かったら見てみてください(*´∀｀*)
@volleyb24786403