○躊躇なし ページ34
「ごめん、遅れた！」
光「大丈夫だ」
「指示はなんて？」
光「正門の防衛に合流しろって。急ぐぞ」
と、4人で走り出した直後に
『業務部より、敵の本命は館長室です！！』
という麻子の怒鳴る声が館内に響いた。
パッと郁と顔を見合わせて館長室へ続く非常階段向かって走り出すと
光「待て！命令と違うだろ！」
と掴まれてしまう腕。
確かにまだ新人だから命令に従うのは絶対だけど…
郁「柴崎が館長室だっつってんのよ！」
光「何をバカな…図書館員の一士と堂上二正の指示とどっちが優先だ！」
郁「この場合は柴崎よ！あいつはこんな時に意味のないこと言わないのよ、絶対！」
光「根拠がないだろうが！」
郁「私もAも柴崎って女をよく知ってるわ、それが根拠よ！」
光「っ…」
涼「光、ここは2人を信じて行こう。堂上二正に連絡頼む」
と郁の後を追いかけて行く木寺くん。
こういう時仲裁役がもう1人いてよかったー笑
って笑ってる場合じゃないな。
「ほら、行くよ光！」
光「はぁっ、…手塚一士より堂上二正へ、館内職員の警告を入れ持ち場を変更！館長室へ向かいます！」
・
非常扉から館内へ手塚から順に私、郁、最後に木寺くんが入り館長室へ向かうとその中から背嚢を背負った良化隊員ら4人が出てくる。
パパパパパンッ！
「っ、躊躇なさすぎでしょ」
涼「良化隊だからねぇ〜」
光「涼介は呑気な声を出すな。気が抜ける」
涼「え、俺そんな癒し効果持ってる？」
光「うるせぇ。…っ！2人上に行ったぞ！」
と、光が腰を上げた瞬間ガガガッと無線が入る
篤『笠原たちそこにいるか！』
皆「「はい」」
篤『逃げた奴を追え。図書を持ち去るつもりだ！』
「非常階段から屋上に上がろう！」
光も同じ考えだったのかもう非常扉へ駆けて行く。
郁「5階から非常階段に逃げられたら入れ違いなるんじゃっ？！」
「背嚢にザイルが結わえてあったからリペリングの準備もしてるはず！だよね？！」
光「あぁ、」
屋上に出ると柵の側に屈んでいた良化隊の2人がこちらを振り向いた。
バッと背嚢を持っていない方の隊員が銃を構えようとすると光が躊躇なく膝を狙い撃つ。
郁はその隙にもう1人の隊員の方へ駆け出して行く
…って、そんな風に追い込んだら………っ！
光「っ！ 待てっ！！」
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陽子(プロフ) - 更新待ってます！ (2017年7月6日 22時) (
レス) id: 6132688738 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - おもしろいです！早く続き読みたい！ (2017年6月21日 20時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルvolleyball(プロフ) - 惚れぼれさん» こんにちは！コメントありがとうございます！m(_ _)m今日のうちにいくつか更新出来るようにしますね！もう少し定期的に出来るように頑張ります(^ ^;) (2017年3月30日 9時) (レス) id: 705a54dc67 (このIDを非表示/違反報告)
惚れぼれ - こんにちは。すごく続きが気になります。更新待ってます☆ (2017年3月30日 3時) (レス) id: 902974d972 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - コメントのレスありがとうございます！これからも楽しんで読ませてもらいます (2017年3月11日 16時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2017年1月3日 20時
